INTERVIEW

「私と美容師の素敵な関係」-vol.2

INTERVIEW | 2017.07.04

SHARE

表参道にあるサロン「violet」に勤めるMANAEさんと、そのMANAEさんにずっと髪を切ってもらっているみよかさん。おふたりに、出会い、いつも施術中に話していること、それぞれの魅力など、ざっくばらんに対談してもらうことで、美容師とお客さまの関係が少しずつ浮き彫りになってきます。「violet」の気持ちのいいテラスでおふたりに話を聞きました。

――今日は美容師のMANAEさんとそのお客様のみよかさんに来てもらっています。おふたりの出会いから教えてもらえますか。

MANAE:前に勤めていたサロンからずっと来てくださっていたお客様なんです。私の記憶では、突然当日に予約が入って、しかもバッサリ切ったんですよね。

――何があったんでしょうか(笑)。それ以降の髪型のこだわりってあるんですか。

みよか:いつもおまかせです。

MANAE:だいたい、最近何がいいですか? 何が流行ってますか?って聞かれて、じゃあこれでどうですかと提案するかたちです。

みよか:似合う感じにしていただけるので、じゃあお願いしますって。

――では、定番の1つの髪型があるんじゃなくて、色々変える?

MANAE:結構変えるかな。最近、お仕事を始めたんで暗くしようとか。もう明るくなっていますけど。

――今までで一番変わった髪型ってどんな髪型でした?

MANAE:前髪が凄く短かったときですね。

みよか:確かに。

MANAE:ずっと短かったけど今は長めになってきてるかな。あとはハイライト入れたり。パーマがかかっているんで、あんまり遊ばない感じかな。

――そうなんですね。MANAEさんから見て、みよかさんの髪質ってどういう特徴があるんですか?

MANAE:髪質は凄く柔らかくて、パーマ自体は残ってくれるんですけど、乾かすと落ちちゃうので、強めにかけなきゃいけない。あと、パーマをかけたいって言うけど、ハイライトをいれたいとも言うので、薬剤選定をしっかりしないとダメージしやすい。そこは気をつけてます。また、広がりやすいんで、トリートメントは基本勧めないとパサパサしてきちゃう。

――いろんな工夫をされてるんですね。

みよか:私は全然知らなかったです。

MANAE:いう機会ないですもんね。

――みよかさんからこういう髪型にしてくださいって言ったことはないんですか?

みよか:いつもアバウトにこんな感じでというふうに。

MANAE:こういう風にしたいんです、これをやってみたいんですって言われて、じゃあこうします?という感じですね。

――抽象的に言われたのを具体的に。

MANAE:そうですね。

みよか:すみません。

――MANAEさんの解釈が難しくなってきますね。

MANAE:でも私のお客様、全般的にそういわれるかたが多いんですよ。だから雑誌やネットなどで常に勉強しています。私、すごい雑誌を読むんです。ファッション誌もヘア雑誌も、お店にあるのは全部読んでます。メンズ雑誌も一応読んで、その他のカルチャー誌なんかも読んでオールジャンル読んでます。

――髪型以外に切ってる時、どんな話をされるんですか?

MANAE:この前はライブに行ったんですという話を聞いて。最初、私が何のライブか全然理解していなくて、ナントカって聞いて、あ!それ知ってるーって言ったけどあんまり知らなかった(笑)。

――もしかして知ったかぶり?

MANAE:知ってますよーって言って、全然名前でてこなくてさっきも突っ込まれました。

――音楽以外は?

MANAE:私がドラマ見たりとかするんで、ドラマの話してます。あれ見てる?って。

みよか:見てませんって。

MANAE:めっちゃ面白いんで!って。私がめっちゃ勧めるっていう。

みよか:見まーすって。

――で、見ないみたいな。

MANAE:興味は持ってくれるけど見ないですね。カットしている間も、基本、雑誌を読んでいるか携帯をいじっているかどっちかですね。

――不思議な関係ですね。黙っていても平気。

MANAE:ずっと喋っているお客さんと、最初はワーって話してそのあとずっと喋らないお客さんと色々いると思うんですけど、みよかさんとはずっと無言な時ありますよね。

みよか:あります。

MANAE:で、突然話し出す。

――無言でも平気?

MANAE:全然大丈夫なお客様です。

――いい関係ですね。

みよか:話すと結構それはそれで話せる。

――そこで噛み合ったことはあるんですか? 

MANAE:噛み合っていると思ってます。

みよか:私も思っていますけど、ちょいちょい通じてない時あります。

MANAE:ちょいちょい通じてなくて、あれ? みたいな時はあります。それが逆に噛み合っているのかもしれないです(笑)。

――ではみよかさんから見たMANAEさんの魅力を。

みよか:魅力は私の知らないことを全部知っていて、私は、ファッションとか全然わからないんで、そういうところも尊敬しています。美意識が高すぎて輝いて見えます。雑誌とか見ながらファッション指南もしてくれて。存在がお手本みたいな感じです。ファッションだけじゃなくて、人間としての。真似をしておけば間違いない!

――MANAEさんから見たらみよかさんはどういうお客様ですか?

MANAE:前の職場のときからのお客様っていらっしゃるんですけど、その中でもみよかさんはとても話しやすいお客様です。担当させていただいて、毎回どんどん可愛くなっていくんで、それを見られるのも楽しいです。最初のイメージとだいぶ違うし、お化粧もちゃんと最近しているなって思ったり。学生から社会人になったのもあると思うんですけど。そして、今、こんなに褒められて、そういう風に思っていただけているんだなというのも嬉しいです。なにより、私に限らず、人のアドバイスをすごく取り入れています。吸収する子だなって思います。

みよか:ありがとうございます。

――MANAEさんはお客様に今後どんな髪型を提供していきたいですか?

MANAE:一番似合う髪型にしてあげたいです。では、似合うとは何かってなるじゃないですか。多分全体的に見ないと似合うとは何かってわからないと思うんです。ファッションもメイクも含め、生活全般でトータル的に似合うだと思うので。なので、ライフスタイルは最初に聞いて、いつも朝何時に起きて、仕事はどんな感じで、仕事が厳しくて髪色が明るくできないとか、普段結んでいますとか、そういうのを聞き出してから似合うカットを提案したいなと思っています。普段から出来る可愛いねって言われる髪型を提供したいなと。その時だけ美容室来てカットしてスタイリングされたらそりゃ綺麗になるじゃないですか。それは大前提だと思うんですけど、それを家でできるかとか周りの人が見て変化に気づくけど、それが似合っているか似合っていないかとかは別だと思うんです。そこまで提案できたらいいなと思います。

みよか:ちょっとびっくり。

MANAE:意外と真面目だなと思いました?

みよか:おおって思っちゃいました。

MANAE:意外と真面目なんです。

みよか:これからも通わないとって思いました。

MANAE:お客さんにこんな話ししないですもんね。

――みよかさん、MANAEさんに最後メッセージがあれば。

みよか:これからも可愛くしてください。

MANAE:よろしくお願いします。

MANAE violet スタイリスト

『神奈川県横浜市出身の24歳。2016インフルエンサーアワードビューティー部門グランプリを受賞。スタイリストとして働く一方で、ヘアメイク、雑誌取材、セミナーなど幅広く活躍。
得意のヘアアレンジやメイクを惜しみなく発信しイマドキに欠かせないスタイリスト』

神田桂一 ライター/編集者

『POPEYE』『ケトル』『スペクテイター』『クイックジャパン』などカルチャー誌を中心に活動中。趣味は旅行。好きな地域は、中東と台湾。

CREDITS
写真:ミネシンゴ
取材・執筆 神田桂一
TAGS

Find Your Beauty MAGAZINEの最新記事をお届けします

RECOMMENDED POSTS

FOLLOW US