• NEWS : 2016.12.01 Milbon Recruiting Information 2018 Website launched.
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Special Contents

ミルボンイズムの継承と展開

中西 清恭

創業メンバー

創業者・鴻池一郎とともにミルボンの成長の土台を築き、美容業界を牽引。ミルボンイズムの伝道師として、また社員の指南役としても精力的に活動を続けてきた。

大高 圭太郎

大阪支店
フィールドエデュケーター

2012年入社。フィールドセールスを経て、2014年よりフィールドエデュケーターとして活躍。6年目を迎えた今年のテーマは「後輩の指導」と「自身の仕事の見直し」。

五味 祐樹

中央研究所 研究開発グループ
リサーチャー

2012年入社。カラー開発チーム配属後、2015年にグローバルチームへ異動。現在はタイ工場で生産される製品の調整や海外の新製品の開発を担う。

大西 遥

大阪支店
フィールドエデュケーター

2012年入社。フィールドセールスを経て、現在はフィールドエデュケーターとして京都・滋賀エリアのお客様にミルボンのプレゼンスを高めるべく奮闘中。

「ミルボンイズムを感じたエピソード」

大高
これまでも中西さんから何度か創業当時のお話を伺ったことはあるのですが、今日は改めて「これまでの仕事で最もミルボンイズムを感じた出来事」について、リアルなエピソードをお聞きかせいただければと思います。
中西
まず、ミルボンイズムを語るには、その根底に流れる創業者・鴻池一郎さんの想いに触れる必要があります。私が鴻池社長(当時)と出会った当時、美容業界というのは、まだまだ未熟で未完成な業界でした。「美容室や美容師さんに本当に喜んでいただけるような提案活動ができれば、美容業界全体の発展に貢献できる」「美容業界を我々の住処としよう」。鴻池さんの情熱に、私は心を動かされました。「ビジネスの対象としては業界規模が小さいのでは」という声もありましたが、そんなことよりも、どれだけ人の役に立てるか、そこで得た報酬をいかに還元し市場を活性化させるか、ということに価値を求めたほうが、仕事として楽しいのではないか。私たちはそんな風に考えていました。
大高
ミルボンでよく問われる「誰のために何をするのか」ということですね。私も、つねにそこに立ち戻って活動するよう心がけています。
中西
創業時の精神が脈々と受け継がれているんですね。うれしいことです。さらに重要なのは、「誰のために何をするのか」ということ。たとえ入社1年目であっても、その人が現場の声を聴いて帰ってきたら、その人がどうすべきかを考え、対応する。それがミルボンイズムの根っこの部分だと思います。
大高
私は2014年からフィールドエデュケーターとして教育活動を展開しているのですが、「美容室や美容師の方が目指す方向に寄り添っていく」という姿勢や提案が大事だということを、やはり現場から学びました。
中西
大高さんのような個店対応はミルボンイズムの塊。美容師さんが一番やりたいことを実現できるし、一番悩んでいることを一緒に解決してさしあげることができる。この先、たとえば店長さんからこれからの店舗展開の相談にのってほしい、なんて言われることもあるかもしれません。鳥肌がたちますよ。
大高
美容室の新人の方が数年経ってスタイリストになられた時に「大高さんから教わった技術が今、すごく役に立っています」と言ってくださることがあって。そんな時は本当に、鳥肌が立つほどうれしいです。

「お客様に育てられ、共に成長した軌跡」

五味
私はカラーの開発を担当していた時、ある美容室でこんなお叱りを受けたことがあります。「ミルボンは他社と比べてパンフレットなどツールの使い方や色味の提案の仕方が弱い。せっかくの商品の良さがお客様に伝わらないのが悔しい」。お店のスタッフ全員が真剣に議論してくださって、身が引き締まる思いでした。中西さんは豊富なご経験の中で、お客様に育てられ、お客様と共に成長してきた、というお話をたくさんお持ちなのではないでしょうか。
中西
すごくいい話ですね。叱ってくださるというのは、本気だという証拠ですから。じつはTAC製品開発システム誕生にも、そんな秘話があるんですよ。ある時、鴻池社長が出張から帰ってこられて、しみじみ「モノを売ったらあかんな・・・」とおっしゃったんです。驚きました。だったら何を売るんですか、と。「“ソフト”を売らなあかん」。初めて耳にする単語でした。よく聞いてみると、ある美容室でこう言われたそうです。「国の規格に基づいてつくられた製品に大差はない。私たちはどのメーカーを使ってもお客様に満足していただけるように仕上げていくから、商品のPRだけなら、もういい」。
五味
厳しいお言葉ですね。業界としてはどのような時期だったのですか。
中西
斬新なコンセプトで登場したヴィダル・サスーンの影響で、トレンドや客層が様変わりしはじめた時期でした。美容業界に新しい波が押し寄せるなか、いかにお客様に感動してもらって一人でも多くのお客様にご来店いただくのか、競争が激化する状況でいかに美容師の暮らしを豊かにしていくのか。それが業界が今抱える課題なのに、ミルボンは相変わらず商品を売りに来るだけ。要は「遅れているよ」と。
五味
私も例のお叱りを受けた時に、「結局、自分たちの都合でモノづくりやご提案をしていたのではないか」と気づかされたので、わかる気がします。
中西
私もそこでやっと“ソフト”の意味がわかったんです。美容室や美容師さんたちが抱えている悩みや問題を解消し、そこで働く人がイキイキと輝ける環境をつくる「仕掛けや仕組み」のこと、それをどう生み出すのかを考えることだなと。そこで、お客様に感動していただきたいと考えている美容師さんのためにも、最先端の情報や技術をミルボンに集結し、開発に反映していくべきだと確信しました。それがTAC製品開発システムの原点です。五味さんは研究職ですが、これからも現場に足を運んでくださいね。美容室にも、その先のお客様にも喜んでいただけるものづくりに期待しています。

「美容業界の未来と女性の働き方について」

大西
私が伺いたいのは、「美容業界の未来」と「女性が長く働く上で必要なこと」の2点です。人口動態がポイントの一つかと思うのですが、市場規模、人材確保、お客様のニーズなどがどう変化していくのか、気になります。
中西
これは社長が答えるテーマだね(笑)。私は、人口動態に関しては、じつはあまり心配していないんです。人口が減っても、女性が美容室に訪れる頻度が上がって、ミルボンをお使いいただくファンが増えればいいわけです。そのためにも、我々や美容師さんは、お客様をリードし、お客様の人生を表現していけるような豊富な知識を身につけて、プロフェッショナルとしてのミッションをもっと高めていかなければいけない。カットのうまさなど技術力だけでは、もうお客様に感動していただくことはできませんから。
大西
ミルボンがさいたまスーパーアリーナで開催したイベントでも、美容業界で働くプロフェッショナルがこの先どうあるべきかがテーマとして掲げられていました。全国から約1万人の美容師の方々が来られて、やはり皆さん問題意識があるんだなと、感じました。
中西
そうした問題意識や価値観を共有したミルボンと美容師の方々が共に手を取り合って、美容室に来られるお客様の、そして美容業界で働くすべての女性たちのひと味もふた味も違う人生を提案し創造していく。そんな業界へと脱皮する必要があると感じます。これは一例ですが、以前、ある美容室にこんな提案をしました。ご高齢のお客様が多いのであれば、開店時間を11時ではなく9時半にしてはどうですか。午後にお孫さんのお迎えを頼まれている方が、午前中にゆっくり白髪染めやパーマができて喜ばれますよ、と。そこで収益があがれば夕方早めに閉店できるかもしれませんし、子育てをしながら美容師の仕事を続けられる人がもっと増えるかもしれません。
大西
多くの美容室が人手不足に悩んでおられますし、「女性が社会に出て仕事をする」ということをもっと掘り下げて考え、女性がより輝けるようなご提案をしていかなければいけませんね。
中西
美容業界というのは基本的に女性の職場であり、お客様も女性です。ミルボンイズムの原点である「誰のために何をするのか」ということを考えると、私たちは女性活躍を掲げる世の中の流れよりも、もっと動きを早めていかないといけませんね。ミルボンにも結婚し、子育てをしながら第一線で活躍する女性が増えてきました。その姿を見て「私もあんな風になりたい」と思ってもらえるように、大西さんにもますます活躍してほしいと思います。

座談会を終えて

大高

「ミルボンの活動のすべては美容室と美容師さん、その先のお客様のためにある」、ということを再認識しましたし、中西さんのお話や自分自身の経験から得たことを後輩たちに伝えていくことも重要だと感じました。今後の活動の糧になる、とても貴重な時間でした。

五味

私が今携わっているタイをはじめ、韓国や中国も日本同様、人口が減少しつつあります。日本がそれらの国々に先んじて知識やノウハウを蓄積し提供することで、現地の美容業界にさらに貢献できるのではないか。そんな新たな発見がありました。

大西

中西さんが話してくださったミルボンイズムにまつわる数々のエピソードや考え方を再整理し、しっかり理解したうえで、私自身の言葉としてお客様にお伝えし、提案に生かせればと思います。いろんな気づきを与えていただいた座談会でした。