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シリーズ インプレア開発者インタビュー⑥ フェイシャル オイル開発秘話

インプレアの開発秘話を、アイテムごとにご紹介していくシリーズの第6回目はフェイシャル オイルの開発秘話です!
今回も、コーセー商品開発の土屋美欧さんにインタビューし内容をお伝えします。
ミルボンメンバーにもファンが多いインプレア フェイシャル オイルにはどのような思いが込められているのでしょうか!

編集担当※以下【編集】
「近頃、スキンケアにオイルをラインナップしているブランドが増えたように感じます。オイルにはどのようなタイプがあるのか、教えてください。」

土屋美欧さん ※以下【土屋】
「数年前に話題になった“オイル美容”が定着し、今では保湿対策として毎日取り入れる方が増えました。オイル市場は年々拡大しており、訴求や感触もさまざまなものが発売されています。従来の一層タイプだけでなく、二層タイプやオイルカプセル配合など、見た目が特徴的な商品や、顔・身体・髪などマルチユースのものなどがあります。中でも最近では、オイル層と水層を使うたびに振って混ぜる、二層オイル美容液が続々と発売されています。一層オイルは、オイルならではの使用後の充実感があり、即時的なツヤが感じられます。その一方で、二層オイルは、みずみずしく浸透感のある使い心地が特徴的です。使用後のべたつきが気になり、今までオイルを敬遠されていた方に向けて、さらっとした感触の二層タイプが増えてきているのではないかと思います。」

【編集】
「インプレアのオイルは二層で見た目もきれいですが、二層であることで、お客さまのどのようなお悩みを解決してくれるものなのでしょうか?」

【土屋】
「女性の肌は、30代後半から皮脂量が低下しはじめます。皮脂量の低下は、ハリのなさ、ツヤのなさなど、さまざまなエイジング症状の肌悩みとの関連性があると考えられています。油水分バランスが崩れ、乾燥しやすくなっている肌には、油分か水分のどちらか一方だけでなく、両方をしっかり補う必要があります。その点で油水分を同時に補うことができる二層オイルは有効です。また、近年のトレンドにもあるように、オイルにも使用中のみずみずしさやさらっとした感触が求められてきています。オイルに求める、あと肌の満足感と、心地よく使える感触の両方を叶えるため、二層オイルを採用したのです。真横から容器を見ていただくとわかるのですが、下が美容液層、上がオイル層になっています。インプレアのフェイシャルオイルは、さまざまな種類のローズ由来成分※を凝縮させています。まるでカクテルのようにシャカシャカとシェイクすることで、美容液のうるおいとオイルによるハリツヤの両方を同時に届けられる「ローズカクテル美容液」というコンセプトで作りました。香りもコンセプトに合わせ、インプレア共通の香りからローズの華やかな香りをブレンドしています。ローズの香りに癒されたい方、お肌のいきいきとしたハリツヤを求める方はもちろん、乾燥やかさつきが気になる方、オイルを初めて使う方にもオススメです。」

【編集】
「たしかに、オイルなのにすっとなじむから、初めての人でも使いやすいですよね。美容室で扱われるということで、工夫した点はあるのでしょうか?」

【土屋】
「オイルの良さはなんといってもすぐに効果を実感しやすいことです。特に美容室で発売するにあたっては、二層オイルならではの使い心地のよさと、まるで点滴のようにツヤとうるおいを瞬時にチャージできる部分を感じていただきたいと思いました。そのため、すぐに効果を感じられ、かつ、しっかりキープできるオイル美容液を目指しました。厳選したオイルにより、かたくなった肌をやわらげ、瞬時にツヤを与えます。それと同時に、ローズ由来成分などの美容成分が肌に素早くなじみ、みずみずしくうるおいを与えます。オイルがフタの役割となってうるおいをキープするため、乾燥して粉吹きした状態も素早くケアし、翌朝まで効果が持続します。使用することで、まるでスチームを浴びたかのような、ふっくらもっちりとしたハリといきいきとしたツヤのある肌を叶えられます。」

【編集】
「お客さまが髪を目的にご来店する美容室という環境では、わかりやすい効果感は重要なアピールポイントですよね。」

【土屋】
「さらに、美容師さんがお客様に対してお話のきっかけとなり紹介しやすいような香りと美容成分にもこだわりました。ハリ・ツヤ溢れる若々しい印象へと導くため、女性らしさを高めると言われているローズに着目しました。ローズの香りは、多くの人から愛され、女性らしい気分を高めてくれます。甘すぎず大人の女性に向けて肌も心もしっとりと潤いそうな本物感のある香りを意識して作りこみました。美容成分には、「バラの女王」といわれているダマスクローズをはじめとした、美容によいローズエキス、希少価値の高いローズ水、ローズヒップオイルなど5種類のローズ由来成分※を贅沢に配合しました。お手入れするたび、身も心も美しくなれるような、そんな気分を味わっていただきたいと思います。体調や季節の変化で、お肌の調子が一時的に悪く感じるときの美容液としてもおすすめです。」
※カニナバラ果実油、センチフォリアバラ花水、ダマスクバラ花エキス、イザヨイバラエキス、ノイバラ果実エキス、グリセリン/すべて保湿成分

【編集】
「ローズからとれた成分がたくさん入っているのですね。このオイルを開発する際に苦労した点はありますか?」

【土屋】
「みずみずしく心地よい使用感で、肌がふっくらとするようなしなやかさ、またその持続性を感じられるよう、オイル層と美容液層の成分選びから比率まで、とことんこだわりぬきました。使用後の保湿感を求めると、使用中に油がややズルつき、肌なじみがやや遅くべたつきを感じてしまいます。一方、べたつきを抑えると、使用後の保湿感もダウンしてしまうなど、少しの改良でバランスが崩れるため、開発に苦労しました。外観も、水と油がうまく混ざらなかったり、油の部分が濁ってしまったりと、使用性や外観の美しさを叶えるのも苦労しました。配合している油の種類や比率など、さまざまな検討を繰り返すことで、水と油が一体化されたようなまろやかさのある使用感で、べたつかず、ふっくらもっちりとしたツヤのある肌を叶える品質が完成しました。」

【編集】
「こんな風に使うともっといいですよ!という裏技的な何かがあれば、教えてください」

【土屋】
「オイルを使うのにはまだ暑い時期や、季節の変わり始めには、インプレアのローションに二層オイルをプラスして使用することをおすすめします。ローションをコットンに500円玉くらいの量をとり、その上に、容器をよく振ってからフェイシャルオイルを1~2滴たらします。コットンを軽く折るようにしてなじませた後、肌にやさしくなじませます。ローションに混ぜることで、手軽にオイルの保湿効果、ハリツヤ、肌のやわらかさを実感できます。通常の使用方法に比べて、浸透感はそのまま、べたつきがないため、とても気持ちよく、ローションの良さがさらに高まるので、多くの方におすすめしていただきたいです。秋冬などの乾燥しやすい時期には、乾燥防止のため、口もとや目の下などかさつきやすい部分に塗り、ファンデーションの下に忍ばせるのもおすすめです。」

【編集】
「これからの時期、お手入れにオイルを取り入れたくなりました!土屋さん、ありがとうございました!」

以上、開発者インタビュー⑥ フェイシャル オイル開発秘話でした。
次回は、乾燥の時期のマストアイテム、クリームです。お楽しみに!

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