HOW TO

ロングスタイルの巻き髪で、巻き残しをゼロにする4つのテクニック

HOW TO | 2019.05.21

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全国のロングヘアのみなさん、お待たせしました!大好評スタイリングのハウツー連載第3弾はロングの巻き方講座です。巻き残しや左右非対象、すぐ巻きが落ちてしまうなどロングのスタイリングのさまざまな悩みをクリアにしてくれるのはミルボンフォトレボリューション2018のグランプリ受賞の女性美容師。ふわふわが持続するロングの巻き方の秘密とは!?

田口 素敵なロングヘアですね!いつものスタイリングでお悩みってあるの?

リカ 髪が細いのでアイロンで巻いても取れやすいんですよ〜。髪の量も少ないからボリュームが出にくくて…。

田口 そっか、じゃあとりあえずセルフスタイリングを見せてもらってもいい?

田口 そうだね、100点満点中50点ってところかな!

リカ やっぱり…。どこがダメでした?

田口 でも、手つきがはすごく慣れていますよね?髪をねじってから巻くなんて上級テク!

リカ サロンに来たとき、美容師さんの技を見て盗んでいるんです(笑)

田口 さすがだね〜!巻き方の方法はそのままでいいんだけど、「巻きがすぐ取れちゃう」っていうお悩みを解決するための重要なポイントを一緒に見ていこっか!今回は、ロングの巻き方テクニックを4つ、伝授しようと思います!

リカ わあ、ぜひぜひ!よろしくお願いいたします!

巻き残しをゼロにする!毛先の“先巻き”でスタートが決め手

田口 巻きを均一にしたいと思うよね?

リカ はい、自分でやると巻きが強いところと弱いところに差ができちゃいますね…。

田口 だからこそ、ロングはブロッキングが命!ブロッキングをして、あらかじめ巻く髪を決めておいたほうが「左右でカールの強さが違う!」とか「巻き残しがある!」のような残念なことが起きにくいよ。

リカ でも、ブロッキングってむずかしくないですか?

田口 ううん、大丈夫!ブロッキングはざっくり4等分でOK。耳を起点に左右前後にわける「4分割」だったら簡単じゃない?

リカ うん、4等分だけだったらできそう!

田口 あと、全部を一気に巻こうとしちゃうからむずかしいの。巻き残しをなくすために毛先だけを先に巻いちゃいましょう!毛先がストレートの状態で残っているとそれが巻き残しとして悪目立ちしてしちゃうからね。題して、毛先の“先巻き”作戦です!

リカ めっちゃわかりやすい!巻く毛束の量とか巻き方ってどうすればいいですか?

田口 太めの毛束をざっくりと取ればOKだよ。スタイリングしたときに内巻きは外側にハネてくれたりするから、巻き方はすべて内巻きで大丈夫。あと、さっき巻いたらすぐにカールをほぐしていたけど、巻いたらさわらないのが鉄則!カールは冷めたときに初めて形付くから、冷めるまでグリグリのまま放置しておこうね。

リカ グリグリのまま放置でいいんだ!

「内巻き」と「外巻き」だけで作るニュアンス付け

田口 次は全体にニュアンスをつけていきましょう! 毛先巻きを内巻きにしたことで全体にカールはついているから、サイドには外巻きを少しずつ入れていこう。まず、大前提としてブロッキングは、耳よりも「前」と「後ろ」にわけて考えていくよ。

リカ 耳よりも「前」と耳よりも「後ろ」ですね!

田口 そうそう! 耳よりも「前」は、「上段」と「下段」の2つに横向きにわけて、ざっくりと巻き分けるよ。巻くときは必ず「下段」から巻こう。「下段」から巻くことでカールが順に積み重なって、巻き自体が取れにくくなるの。「下段」はアイロンで外巻きにして、「上段」は内巻きにしましょう。

リカ 「下段」だけ、外巻きなんですね!

田口 うん。外巻きをポイントで入れてあげることで、自然なボリュームが出るんだ。ぜんぶを内巻きにしてしまうと、動きが出にくくなっちゃうからね。

リカ わかりました!これで耳よりも「前」は完成ですね!

田口 そうだね! さっきも言ったようにすぐにさわってほぐさず、グリグリのままキープしておいてね。次は耳よりも「後ろ」。さっきは上下で分けたけど、耳よりも「後ろは」縦向きに3つに分けて、巻き分けていくよ。耳に近い部分から後頭部のセンターに向かって、外巻、内巻き、内巻きの順で巻いていきます!

リカ 耳より「後ろ」は「外、内、内」ですね!

田口 そうそう、いいかんじ!ここも巻いたら熱が取れるまで放置。ほぐしたくなるけど、我慢してね!

トップは前にグッと持ってきて巻くのが正解!

田口 セリフスタイリングのときはトップを巻いていなかったよね?

リカ ぺちゃんこが悩みだからトップを巻きたいと思うのですが、自分でやるとうまく巻けなくて。だから、下手にさわるんだったら触らない方がいいや!って諦めていました。

田口 そっか、そっか。でもせっかく巻くのがうまいんだから、今回はトップの巻き方も覚えちゃおう!ちょっと巻くだけでもふんわり感が出るよ。うしろで巻くのがむずかしかったら、髪を前にガバッと持ってきて巻いてみるのはどうかな?

リカ それならできそうです! 

田口 そしたら、つむじあたりの髪を前にガバッと持ってきて、アイロンを根元まで一気にくるくると巻き込んでみよう。

リカ すごい、ふんわりしてますね!これなら私でもできそうです!

髪を裂いてから、スプレーで“ふんわり”をキープする

田口 いよいよ仕上げだよ。これまで巻いたまま放置していたカールを、手で裂くようにほぐしていくよ。手ぐしでとかしちゃうとせっかくつけたカールが取れちゃうから、ゆっくりとカールを裂くイメージで!

リカ ふわふわになりました!あの、オイルってつけます?

田口 セルフスタイリングのときどれくらいの量をつけてた?

リカ オイルをワンプッシュです。

田口 じつはね、重たいオイルを髪につけすぎちゃうと巻きが取れやすくなっちゃうの。

リカ え〜!ツヤが出てキープできると思っていたのに!

田口 オイルをつける場合は、半プッシュ程度にするのがいいよ!両手にオイルをなじませたら、カールをやさしくぎゅっと持ち上げるように全体につけるの。

リカ でも、これだけじゃキープができないんじゃ…?

田口 オイルを少量にする代わりにスプレーをかけてキープしよう。おすすめはバリバリに固まらずにふわっと感が残るスプレー。外側の髪を持ち上げて、髪の内側にスプレーをシューっとかけるとキープされるよ。オイルで乾燥を防ぎ、スプレーでキープするというイメージかな!

リカ ふんわり感はそのままでキープされていますね!

田口 じゃあ、ここまでのやり方をおさらいするためにももう一度自分でやってみよっか!

リカ はい、100点目指して頑張ります!

田口 上手にできたね!しかもさっきよりも早くなってる!

リカ やるべきことがわかったから早くできたのかも!さっきは50点だったけど、今回はどうでした?

田口 ずばり、95点です!!

リカ やった〜、めちゃくちゃ点数上がった!残り5点、どこを直せばいいですか?

田口 巻き終わり後、オイルを髪につけるときは「毛先」を持ち上げてから、「バック」「顔まわり」の順でつけるといいかんじのツヤ感も出ると思うよ。そのあとのスプレーももう少しだけまんべんなくかけられるといいかな! もしかして髪を持ち上げるのがむずかしかったりする?

リカ はい、カールが取れちゃうんじゃないかって…。

田口 そしたら、顔を傾けながらやってみるのはどうかな?

リカ あ、自然にできる!こっちの方が髪の内側全体にスプレーがかかる気がします。

田口 ね!あとね、髪を裂くときはもう少しだけ細かめに裂くとふんわり感が出るよ。ふわっとしているほうが好きだよね?

リカ ふんわりのほうが好きです。もう少しふんわりさせたいので、今度から細かく裂いてみるようにしますね!

田口 うん、頑張ってね!

田口 今日のスタリングはどうでしたか?

リカ 私、今まで自分のスタイリングに自信がなかったんです。特にトップの巻き方なんてむずかしくて諦めていたのに、こんなに簡単にできるなんて! 明日から完璧にスタイリングができそうで、すごく嬉しいです!

田口 よかった!これからもセルフスタイリングを楽しんでね!

ミニインタビュー

― グランプリ受賞おめでとうございます! 田口さんにとっての「コンテストに挑戦する意義」を教えてください。

 ありがとうございます! もちろん、技術を向上させるためでもありますが、私にとってコンテストは流行を勉強する場でもあります。取り入れた流行はサロンワークで「今はこういうヘアデザインが流行っていますよ」「今はこの色のカラーがおすすめです」とお客さまへの提案にもつながるんですよ。ヘアデザインだけではなく、メイクや質感の流行などもお客さまにお伝えすることもできているなと思いますね。

― 流行をキャッチするコンテストがサロンワークでも活かされているんですね。

 そうですね。今回はパーマスタイルを作ったので、髪の動かし方やカール感の残し方を練習したり、どんなスタイリング剤が合うのかなどの研究をしたのですが、これってコンテストのためだけじゃないんです。パーマで作った質感のかわいさを提案させていただくこともできているし、練習のときに見つけたスタイリング剤をおすすめしてお客さまに喜んでいただくことも。コンテストのために練習した試行錯誤もサロンワークに活かされるんだなと実感します。

― 今後、どんな美容師になっていきたいですか?

 コンテストもサロンワークもバランスよくやっていきたいなっていうのがあります。サロンワークをおろそかにしたくないし、お客さまと接するのが何よりも楽しい。その中でコンテストに挑戦して、いい結果伝えるとお客さまが喜んでくれるのが何よりも嬉しいんです。

― ―田口さん、ありがとうございました!

(美容師プロフィール)
田口祐美 arte HAIR
1984年5月1日生まれ。中部美容専門学校名古屋校出身。名古屋市内2店舗を経て、現在arte HAIRの店長。幅広い女性客からたくさんの支持を集める女性スタイリストとして活躍中。2018年度ミルボンフォトレボリューショングランプリ受賞。

写真:ミネシンゴ
取材・文:宮本香菜

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