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ヘアオイルとヘアミルクの違いは?正しい使い方をミルボン社員が解説

ヘアオイルとヘアミルクは、どちらも髪のケアに欠かせない重要なヘアケア商品です。どちらも似たような商品に見えますが、その特長は大きく異なります。
本記事では、ミルボンの専門知識を活かしてアウトバスのヘアオイルとヘアミルクの違いや特長、それぞれの正しい使い方を詳しく解説します。あなたの髪悩みをケアしてくれる商品をみつけ、より美しい髪を手に入れましょう。
ヘアオイルとヘアミルクの3つの違い

ヘアオイルとヘアミルクには、以下の3つの違いがあります。
1.主成分
2.使用感
3.髪への効果
2種類のヘアケア商品の違いを正しく理解し、どちらが自分にあっているか検討してみてください。
1. 主成分
ヘアオイルには植物由来のオイルなど、油性の保湿成分や保護成分が多く含まれます。シアバターやアルガンオイルなどの天然オイルが多く使用されており、髪の表面に保護膜を形成して水分の蒸発を防ぐ役割があります。
一方で、ヘアミルクは油性成分に加え、水溶性成分も多く含まれます。ヒアルロン酸や加水分解コラーゲンなどの保湿成分を配合しており、髪の内部にうるおいを与える働きがあります。
主成分の違いが、ヘアオイル・ヘアミルクの使用感や効果の違いにつながります。
2. 使用感
ヘアオイルは、名前の通りオイル状のテクスチャーをもち、髪に塗布した際のなめらかな感触が特徴です。髪の表面をコーティングする性質があるため、さらさらとした質感になります。
一方で、ヘアミルクはクリーム状やミルク状のテクスチャーで、しっとりとした使用感が特徴です。髪になじませやすく保湿感があるため、やわらかな仕上がりを求める方に向いています。
ヘアオイル・ヘアミルクの使用感の違いは、髪質や好みにあわせて選ぶ際の重要なポイントです。
3. 髪への効果
ヘアオイルは主に髪の表面をケアし、ツヤやうるおいを与える効果があります。
一方、ヘアミルクは髪の内部にうるおいを与え、乾燥を防ぐ効果があります。髪をやわらかくして、しっとりとした質感に仕上げます。
また、ヘアオイル・ヘアミルクどちらも髪のまとまりを良くし、スタイリングがしやすくなる効果も期待できるでしょう。
自分の髪に求める効果を明確にし、ヘアオイル・ヘアミルクを検討してみてください。
ヘアオイルとヘアミルクはどちらがいい?

ヘアオイルとヘアミルクは、それぞれ以下の方に向いています。
・さらさらな質感を求める方|ヘアオイル
・やわらかなまとまりを求める方|ヘアミルク
求める仕上がりを明確にして、自分に向いているヘアケア商品をみつけてください。
さらさらな質感を求める方|ヘアオイル
ヘアオイルは、髪が細く絡まりやすい方や、さらさらとした髪質を目指したい方に適しています。
ヘアオイルは主に毛髪表面に伸び広がりやすい油性の成分を原料としており、髪の表面をコーティングする効果があるためです。塗布により髪のからまりやパサつきを抑え、さらさらとした質感とツヤのある仕上がりを実現します。
とくに、細毛~普通毛の絡まりやすい髪質の方にとって、ヘアオイルは心強い味方となります。スタイリングの仕上げにツヤ感を出したい場合にもおすすめです。
やわらかなまとまりを求める方|ヘアミルク
ヘアミルクはくせ毛や太い髪質の方に向いているヘアケア製品です。髪の広がりを抑えながら、しっとりやわらかくまとまる髪へ整えます。
ヘアミルクは保湿効果が高くヘアカラーやパーマを繰り返し、ダメージによるゴワつきや髪のパサつきが気になる方にもおすすめです。
ヘアオイル・ヘアミルクの正しい使い方

ヘアオイル・ヘアミルクの効果を発揮できる正しい使い方は、以下の3ステップです。
1.タオルドライ後、適量を手に取り、中間~毛先に指を通しながら塗布する
2.手に余った少量を根元付近(特に顔周りやトップ表面)に塗布する
3.粗めのくしで根元付近~毛先までなじませる
髪の根元にはつけすぎないよう、注意しながら仕上げるのがポイントです。毛先はダメージが集中しやすいため、重点的にケアしましょう。

ミルボンの用途別おすすめヘアオイル3選
ミルボン社員が選んだ、用途別おすすめヘアオイルは以下の3つです。
1. しっとりまとまる髪へ|エルジューダ FO/MO
2. 日光から髪を守る|エルジューダ サンプロテクト セラム
3. ブリーチダメージケア|エルジューダ ブリーチケア セラム
それぞれの特長や効果を正しく理解し、お気に入りのヘアオイルをみつけてください。
1. しっとりまとまる髪へ|エルジューダ FO/MO

エルジューダ FO/MOは、やわらかく動きがある髪へ導くヘアオイルです。
柔軟成分の「バオバブオイル*¹」が髪表面のキューティクルに作用し、水分となじみながら毛髪内部まで浸透します。髪をやわらかくしなやかな質感に導くため、スタイリングが維持しやすくなるでしょう。
髪質にあわせて2種類にわかれており、エルジューダ FOは細い髪や軟毛向け、エルジューダ MOは太い髪や硬毛向けの成分を配合しています。エルジューダ FOでは毛髪補修成分の「油溶性シルクPPT*²」でコシのある髪へ、エルジューダ MOでは「オリーブスクワラン*³」がやわらかく動きのある髪へ導きます。
エルジューダ FOはコシの弱い髪質でボリュームが欲しい方、エルジューダ MOは 硬い髪質でまとまりが欲しい方におすすめです。
*¹バオバブ種子油 *²イソステアロイル加水分解シルク *³スクワラン(毛髪補修成分)
2. 日光から髪を守る|エルジューダ サンプロテクト セラム

エルジューダ サンプロテクト セラムは日光による髪へのダメージ対策に特化したヘアオイルで、SPF30/PA+++の高い紫外線カット効果をもちます。
毛髪保護成分「サンブロッカー*¹」によって、日光に含まれる紫外線やその他の光により発生するダメージから髪を保護します。また、毛髪保護成分「スムーステクチャオイル*²」によって紫外線カット成分を均一に広げられ、ベタつきのない仕上がりを実現します。
エルジューダ サンプロテクト セラムは、日光による髪のダメージをケアしたい方や、紫外線による髪の褪色が気になる方におすすめです。
*¹ ビサボロール、EDTA-2Na *² サンプロテクトセラム: 安息香酸アルキル(C12-15)
以下の記事では、エルジューダ サンプロテクト セラムを使用するメリットや正しい使い方について解説しています。日光による髪のダメージが気になる方は、ご一読ください。
関連記事:紫外線が気になる季節に。エルジューダ サンプロテクトで日光によるダメージから髪を守ろう!
3. ブリーチダメージケア|エルジューダ ブリーチケア セラム

エルジューダ ブリーチケア セラムは、ブリーチ毛特有の広がりやパサつきに対応するヘアオイルです。
毛髪保護成分、毛髪保湿成分である「オイル化グリセリン*¹」という成分を配合しており、ブリーチ毛に均一にオイルを広げます。また、粘性の異なる2種類のオイル*²が、キューティクルの浮きを抑えながらさらさらした指通りを実現します。
エルジューダ ブリーチケア セラムは、ブリーチ後の髪のまとまりが悪い方や、ブリーチによる髪の広がりが気になる方におすすめです。
*¹ ポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン
*²ジメチコノール、パルミチン酸エチルヘキシル(毛髪保護成分)
以下の記事では、ブリーチケアに特化したエルジューダシリーズについて、魅力や選び方を紹介しています。ブリーチヘアを長くキレイに保ちたいと考えている方は、ご一読ください。
関連記事:ブリーチケア難民に捧ぐ。難題に挑んだエルジューダ渾身の新製品
ミルボンの用途別おすすめヘアミルク3選
ミルボン社員が選んだ、用途別おすすめヘアミルクは以下の3つです。
1. 髪の芯からうるおいを|エルジューダ エマルジョン+
2. 雨の日の湿気から髪を守る|エルジューダ フリッズフィクサー エマルジョン
3. 乾かすだけでやわらかいに導く|エルジューダ グレイスオン エマルジョン
それぞれの向いている髪質や仕上がりを理解して、自分にあったヘアミルクをみつけてください。
1. 髪の芯からうるおいを|エルジューダ エマルジョン+

エルジューダ エマルジョン+は、普通〜太い髪質の方向けの高保湿ヘアミルクです。
毛髪補修成分の「CMADK*¹」と保湿成分の「バオバブエキス*²」の2段階アプローチで、髪を内部から保湿します。CMADKが髪の土台を作り、バオバブエキスが髪1本1本に浸透することで、長時間うるおいが持続します。
エルジューダ エマルジョン+は、普通〜太い髪質でやわらかい髪質に憧れる方、朝のスタイリングを楽にしたい方におすすめです。
*¹カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン(羊毛) *²加水分解バオバブエキス
以下の記事では、エルジューダ エマルジョンについて、人気の理由や香りの魅力について解説しています。髪にうるおいが欲しいと感じている方は、参考にしてみてください。
関連記事:商品紹介|エルジューダ エマルジョン【ミルボン公式】
2. 雨の日の湿気から髪を守る|エルジューダ フリッズフィクサー エマルジョン

エルジューダ フリッズフィクサー エマルジョンは、くせ・うねり毛対策に特化したヘアミルクです。
「Fixer ester(フィクサーエステル)*¹」が、くせ毛特有の凝り固まったタンパク質にアプローチし、髪に柔軟性やなめらかさを与えます。熱による整髪効果が高まるため、髪の扱いやすさとまとまりが長時間持続します。
エルジューダ フリッズフィクサー エマルジョンは、くせ・うねりで悩んでいる方や湿気で髪が広がる方、まとまりのある髪を目指す方におすすめです。
*¹シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール[エモリエント成分]
以下の記事では、「エルジューダ フリッズフィクサー」が髪のうねりを抑えるメカニズムや効果的な使い方について解説しています。梅雨のうねりから髪を守りたい方は必見です。
関連記事:梅雨の湿気に負けない髪へ!うねりケアの頼れるタッグ「エルジューダ」×「エルミスタ」
3. 乾かすだけでやわらかいに導く|エルジューダ グレイスオン エマルジョン

エルジューダ グレイスオン エマルジョンは、乾かすだけで毛先が内側に入るような、やわらかい髪に導くヘアミルクです。
特徴は、「スムージングオイル*¹」「熟成アルガンオイル*²」「エラスティックオイル*³」の3種オイルを配合した「グレイスブレンド処方」です。髪につけた時の「伸び」、乾かし中の「保湿」、仕上がり時の「密着」の3段階で髪のまとまり感を向上させ、健康的な美しさを保ちます。
エルジューダ グレイスオン エマルジョンは、自然な髪のやわらかさを求める方や、手間をかけずにスタイリングしたい方におすすめです。
*¹ 安息香酸アルキル(C12-15)[毛髪保護成分] *² アルガニアスピノサ核油[保湿成分] *³ジメチコン、シクロメチコン[毛髪保護成分]
以下では、 エルジューダ グレイスオンの特長や香りのこだわりについて詳しく解説しています。自然と内側を向くやわらかい髪を手に入れたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:商品紹介|エルジューダ グレイスオン【ミルボン公式】
自分にあったヘアケア商品で髪の悩みをケアしよう

ヘアオイルとヘアミルクはそれぞれ異なる特長をもち、適した商品は一人ひとり異なります。自分にあったヘアケア商品を選ぶためには、自分の髪質や悩みを正しく把握することが大切です。
商品選びに迷った場合は、ミルボン商品取り扱いサロンでプロの美容師に相談することをおすすめします。
正しい使い方で継続的にケアすることで、あなたの理想の仕上がりに近づけるでしょう。ヘアオイルやヘアミルクを上手に活用し、美しく健やかな髪を手に入れてください。
取材・執筆 :近藤 理美