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自分のやりたいことってなんだろう?ー夢を叶えたその先にあった「問い」|美容室で「仕事」の話をしよう

PICK UP LADY | 2018.07.18

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静岡県浜松市出身、端正な顔立ちから吐き出される異常なまでのサッカー知識と歯切れの良いトークで、今、話題のモデル・タレントのSHO-NOさん。渋谷にある美容室『AFLOAT WORLD』の美容師・長谷川裕二さんは彼女が上京したての時代からスタイリングをしてきた。かたや美容師に憧れ、かたや芸能界を目指し、東京に出てきた同志のような二人。しかし、胸を焦がし憧れた「夢」を叶えたその先に二人が見たものは、新たなる「夢」の形だった。

ーーお二人が知り合ったきっかけからまず伺いたいです。

長谷川裕二(以下、長谷川) 僕がアシスタント時代からの付き合いなんで。もう、8年ぐらいですかね?

SHO-NO まだ、銀座店で働いてた頃だよね。お店には別の美容師さんのカットモデルとして通ってたんです。

長谷川 僕が盗っちゃったみたいな感じです(笑)。っていうのは冗談で『AFLOAT』のモデルさんなので、美容師同士で「俺のモデルだろ!」みたいな、いがみ合いみたいなのはなかったってことは言っておきたいと思います(笑)。

SHO-NO みんなのものでした(笑)。当時はあゆ(浜崎あゆみ)に憧れて金髪ショートにしてたんですよ。完全にギャル。よくこんな奴に話しかけてきたなぁって思いました(笑)。

長谷川 当時は若かったんで、ギャル好きだったんですよね(笑)。いや、でもコンテストに応募しようと思っててモデルさんを探してたんですよ。奇抜な髪型も似合いそうな整った顔立ちだし、ぜひお願いしたいなと思って、声をかけました。

SHO-NO (インスタ)映えだね。

長谷川そう、映え(笑)。

ーーもしかしてSHO-NOさん結構、今もまだギャルを引きずってらっしゃいます(笑)?

SHO-NO 喋り方にね、たまに出ちゃいますよね(笑)。東京に出てきてすぐの頃は10代だったのもあって、街で話しかけられても完全にシャットアウトしてて。話しかけてくる美容師さんとか「ヤベェな」みたいな(笑)。「あ、やってみようかな」って思えたのは『AFLOAT』さんだけだったんです。

長谷川 そうそう。最初は歌手としてオーディションに受かって東京に来たんだけど、モデルとかタレント業の方がやりたいなって徐々に思うようになっていったんです。サッカーが大好きだから『Jリーグ特命PR部 女子マネージャー』をやっていた足立梨花さんみたいに自分もやってみたいなって。

長谷川 出会った時からすごく個性的な子だなぁとは思ってましたね。「ウルトラ・ジャパン行くから髪、綺麗にして〜」とかって言われて、スタイリングしたこともありましたね(笑)。

SHO-NO あったね(笑)。

長谷川 SHO-NOさんにモデルとして協力していただくようになってから、実はいろんなところで自分の作品を見てメディア掲載の機会が増えたんですよ。

SHO-NO いろんなメディアで使ってもらったよね。嬉しかった。

ーー長谷川さんは、昔から美容師が将来の夢だったんですか?

長谷川 中学生の頃からなりたかったです。だから、勉強、全然しなかった(笑)。小学校男子って普通、床屋さんで髪切るじゃないですか、でも、ある時、親に美容室に連れていってもらって。衝撃を受けて。

SHO-NO 何に衝撃を受けたの(笑)?

長谷川 ワックス(笑)。親に買ってもらって、自分でもスタイリングしたのが、もう楽しくて。それまでずっとサッカーをやってて「将来の夢はサッカー選手!」だったんですけど挫折して、そこから美容師になりたいって方向に変わりましたね。

SHO-NO 東京で美容師をやりたい夢はあったの?

長谷川 そういうのは考えてなかったなぁ。美容師って人の髪を切って幸せにする仕事だから、あんまり場所とかは関係ないって思ってました。僕、高校生の時に京都の美容室でバイトしてたんですけど、そこのお店がどえらいところで(笑)。働いてる従業員が3人。本当はダメなんですけど僕、高校生なのにシャンプーとか、パーマの薬漬けとか全部やってたんですよ(笑)。技術は身についたんですけど「これは大きな美容室がたくさんある地域で働いた方がいいな」と思って、東京に出てくることにしたんです。

SHO-NO 東京きた時、全然お金なかったって言ってたよね(笑)。

長谷川 実際、全くなかった(笑)。5000円と布団と道具だけ持ってきたんです。5000円でも一ヶ月ぐらいはどうにかなるでしょって思ってたら震災があって、入社が5月まで遅れて。生きてけないので、一ヶ月ぐらいは看板屋と鳶職とびしょくのバイトを掛け持ちしてました。その時は辛かったです。なんのために東京出てきたんだろうって毎日思ってましたね(笑)。

ーーSHO-NOさんも東京に出てきた時は苦労しました?

SHO-NO 私も上京した頃は芸能のお仕事がない時はメイド喫茶でバイトしてたんですよ。でも、ギャルだし、塩対応すぎて先輩のメイドさんに嫌われてました……(笑)。

長谷川 大変だね。

SHO-NO お客さんには気に入っていただいて。入って一ヶ月ぐらいで、そんなに出勤もしてなかったのに200人ぐらい所属してるメイドの人気度ランキングで6位ぐらいにランクインして。塩対応なのに。「おかえりなさいませ、ご主人様」っていうのを「おかえりくださいませ、ご主人様」って言ってましたからね……。

長谷川 (爆笑)。

ーーそれでも、SHO-NOさんも長谷川さんもきちんとご自分のやりたいことを叶えていかれて。SHO-NOさんも言っていた通り、長谷川さんはインスタグラムのフォロワー数も多いですけど、これってなんでこんなに増えたんですか?

>長谷川さんのインスタグラムはこちら

SHO-NO 「裕二のベビーバング」じゃない(笑)?

長谷川 うるさいよ(笑)。

SHO-NO ごめんごめん。でも、めっちゃそれで人、ハンパなく来てますよね。

長谷川 そう! これもSHO-NOのおかげでもあるんだけど。インスタグラムってぼく、ずっとカラーデザインしかあげてなかったんですよ。でも、煮詰まって来ちゃって。それで、なんか違うことやろうと思って、SHO-NOの前髪を切る動画をあげたんです。そしたらめちゃくちゃ再生回数が伸びて。多分、前髪への関心が高いのと、可愛い子が前髪を切ってる様子がみんな好きなんですよ。

SHO-NO あー、でも、女の子は前髪マジ命ですから。割と。友達から「SHO-NOの前髪の動画、マジすごい」ってLINEがきて。私は「何言ってんの?」って思ったんですけど、実際、再生回数すごくて。今じゃ、私よりフォロワー数多いよね。「(自分の写真・動画)あげてくださいよ〜」って感じになってます(笑)。

ーーいまのお話を伺っていると、やっぱりSNSって現代においては欠かせない営業ツールになっているなと思うんですが。お二人は個人で運用していく上で何か大切にしていることや気をつけてることなどありますか?

SHO-NO 私、実はインスタグラムがめちゃくちゃ苦手で。さっきも言ったように可愛い女の子なんかいっぱいいるし、私が写真や動画あげても……って勝負にならない。私の強みはサッカーの試合の感想とか情報をファンの皆さんに提供することなんですよ。例えば「ベルギー戦、どう思った?」とか「ヴァヒド・ハリルホジッチの解任は今大会にどんな影響を与えたか?」とか。

長谷川 ハリルホジッチのファーストネーム、ヴァヒドなんだ(笑)。

SHO-NO そうだよ。だから、文字情報の方がいっぱい伝えられるからTwitterの方がフォロワーが多くて。もちろんモデルのお仕事とかでお写真は撮ってもらえるので、インスタグラムは自分で撮るんじゃなくてそういうビジネスの報告のような感じ。実際、サッカーについて熱く呟いてたら、サッカーのお仕事がめっちゃくるようになりましたね。

長谷川 へー。

>SHO-NOさんのTwitterはこちら

SHO-NO 面白いのが、インスタのDMとかだとやっぱり美容師さんとかそういう人からの連絡が多いんだよね。でも、Twitterからのお仕事は「私しかできない!」っていうようなお仕事ばっかりで。そういう違いは面白いな、と、思うな。やっぱりキャラが出てるんだろうね。

長谷川 なるほどね。美容師もぼーっとしてたらお客さんが来る時代じゃないから、SNSは埋もれないために頑張ってますね。

SHO-NO でもさ、それって言ったらタダ働きじゃん?休み返上して動画作るとか。

長谷川 いや、でも、僕はSNSやるの苦じゃないんだよね。SHO-NOがサッカー観るの苦じゃないように、俺は髪を触るのが大好きだから。中学生の頃、美容師になりたいって思ったその次の日にはもう友達の髪切ってたようなやつだから(笑)。たまたまそれがお金になる職業についただけだから、もっとたくさんの人の髪に出会いたいなって思った時に、やっぱりSNSだなって。

SHO-NO 彼女とかできたら大変そうだな。髪に夢中だから(笑)。

長谷川 自分のやりたいことをやるべきでしょ。

ーーなぜ、お二人は今のお仕事をやってらっしゃるんだとご自分では思いますか?

長谷川 自分に自信がないので、必要とされるとやっぱり嬉しいんですよ。僕を信頼して、髪を任せてくれて来てくれる人がいるってのは自分自身の存在意義そのものになるなって。でも、やっぱり人がいてこそですね。自分が前に出ていくのは好きじゃないので。お客さんがいるから美容師って美容師になれる気がして。

SHO-NO あぁ、そうなんだ。私はまだまだやりたいことがある感じですね。モデルっていうよりは、本当は喋るお仕事がしたいんですよ。MCだったり、タレント業だったり、そういうお仕事をやってる時に人が笑ってくれるのが嬉しくて。「可愛い」とか「綺麗」とかより「面白い」って言われたいんですよね。なるべく多くの人に笑顔になってもらいたいなって思ってます。

長谷川 なるほどね。ちょっと俺とも似てるね。

SHO-NO そうだね。例えばファンの方でサインを描いただけですごく喜んでくださる方がいらっしゃるじゃないですか。「こんなことで喜んでもらえるなら、なんでもしますよ!」って思います。

ーー最後に、お互いに向けたメッセージをお願いします。

長谷川 やっぱりモデルの方がサロンに来てくださるのはすごくありがたくて。こだわった技術ってなかなかお客さんには直接的には伝わらないじゃないですか。ここ頑張ったとか、ここ苦労したとか、あんまり関係ない。でも、ずっと来てくださっているのは技術以上に何かいろんな要素を僕に見出してくれてるんだろうなって。今後もそう思ってもらえるように頑張りたいですね。

SHO-NO どんどん有名になっちゃって、モデルとして使われなくなったらどうしようとか思っちゃうわ。

長谷川 いやいや、逆だから。気がついたら、スペインに移住とかしてそうだし(笑)。SHO-NOは、夢とかあるの?

SHO-NO えー、サッカー番組の司会とか『やべっちFC』に出たいな。わかんないけど「セクシーなサッカー選手ランキング・ベスト5」とかやっても面白いかも。マリオ・マンジュキッチとか紹介したい(笑)。ロナウドとかみたいにガツガツ脱いでくタイプじゃないんですけど、秘めたセクシーさがプレイからも滲み出てるんですよ。

長谷川 なにそれ(笑)。

SHO-NO マルキージオとかもいいな。でもただのイケメンだからな……。

長谷川 ほんとサッカーのこと話し出すと止まらないね(笑)。でも、専門分野があるのは強いよね。僕はずっと「美容師」になりたくて夢を追ってきたんですけど、いざ、なってみると本当に幅が広いなってことに気づかされて。ここ何年かは自分は美容師として何がやりたいんだろうってことをずっと考え続けていますね。それがちょっとずつ見えてきているような気がしてます。

SHO-NO いいヤツ同士だから、きっと大丈夫だよ(笑)。

長谷川 そうだね、大丈夫大丈夫!

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