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縮毛矯正とは?メリット・デメリットと向いている人の特徴を解説

縮毛矯正は、くせ毛や髪の広がりに悩む方にとって魅力的なサロンメニューのひとつです。しかし、効果や髪へのダメージが気になって、自分にあうか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ミルボン社員が縮毛矯正の仕組みや3つのメリットと・2つのデメリット、向いている人の特徴について詳しく解説します。
また、ダメージが気になって縮毛矯正に踏み切れない方へのおすすめヘアケアアイテムも紹介しています。縮毛矯正を検討している方はもちろん、くせ毛や広がりに悩む方はぜひ参考にしてみてください。
目次/index
・縮毛矯正とは?
・縮毛矯正メニューとストレートパーマメニューに違いはある?
・縮毛矯正の3つのメリット
・縮毛矯正の2つのデメリット
・縮毛矯正が向いている人の特徴
・髪へのダメージを気にせずうねりを抑えるなら「マイフォース カスタマイズ ヒートメモリーケア」
・縮毛矯正についてよくある質問
・縮毛矯正や適切なヘアケアで自信のあるヘアスタイルを手に入れよう
縮毛矯正とは?

縮毛矯正とは、くせ毛や縮れ毛を化学的に処理し、ストレートな髪に変える施術方法です。髪の内部構造を変化させ、直毛にした状態で固定します。頑固なくせ毛やうねりを直毛にし、髪を扱いやすくする点が特徴です。
縮毛矯正の基本的な工程は、以下の4ステップです。
1. 還元剤(1液)を髪に塗布し、髪のタンパク質の結合であるシスチン結合を切断する
2. 髪を洗い、乾かす
3. ヘアアイロンで髪をストレートに整形する
4. 酸化剤(2液)を塗布し、新しい形状を固定する
縮毛矯正の効果は長期間持続しますが、新しく生えてくる髪は本来のくせ毛や縮れ毛であるため、髪の根元の伸びた部分が気になりだす前に定期的に施術する必要があります。また、髪へのダメージを考慮し、適切なアフターケアが求められます。
縮毛矯正メニューとストレートパーマメニューに違いはある?

縮毛矯正メニューと似ている施術メニューのひとつとして、ストレートパーマメニューがあげられます。
縮毛矯正メニューとストレートパーマメニューはどちらも髪をストレートにする施術です。
縮毛矯正もストレートパーマも毛髪への作用機序は同じですが、仕上がりの効果の大小の違いなどで、施術メニューとして区別している美容室もあります。
縮毛矯正メニューとストレートパーマメニューで悩んでいる場合は、髪質や希望する仕上がり、ダメージの許容度を美容師と相談して選択しましょう。
縮毛矯正の3つのメリット

縮毛矯正によるメリットは、以下の3つです。
1. くせ毛の悩みにアプローチできる
2. スタイリングが簡単になる
3. ツヤやまとまりが向上する
自分が目指している髪の状態と照らし合わせ、縮毛矯正をするかどうか判断しましょう。
1. くせ毛の悩みにアプローチできる
縮毛矯正は、生まれつきのくせ毛や、加齢によって生じるうねった毛にも対応できます。
縮毛矯正は、髪のシスチン結合を切断し再構築することでくせ毛を根元から伸ばします。そのため、雨の日や湿気の多い日でも、髪のうねりや広がりを抑えられます。
縮毛矯正によって長年にわたるくせ毛の悩みから解放され、自信をもってヘアスタイルを楽しめるようになるでしょう。
2. スタイリングが簡単になる
縮毛矯正をすると、日々のスタイリングが格段に簡単になります。くせ毛やうねりによる悩みがなくなり、朝のセットにかかる時間も大幅に短縮されるでしょう。
濡れた髪をドライヤーで軽く乾かすだけで自然とまとまるため、手間をかけずに髪全体を整えられます。くせを伸ばすためのヘアアイロンの使用頻度が減少し、熱によるダメージも軽減できるでしょう。
縮毛矯正によって得られるスタイリングのしやすさは生活の質を向上させ、新しい髪型に挑戦する余裕も生まれます。
3. ツヤやまとまりが向上する
縮毛矯正を行うことで、髪のツヤやまとまりが向上します。
くせやうねりがある髪は光を乱反射しやすく、ツヤが出にくい傾向があります。しかし、縮毛矯正で髪が真っすぐになることで、光を均一に反射するようになり、自然なツヤが生まれます。
髪の表面がなめらかになることで指通りも良くなり、触り心地もよくなるでしょう。くせ毛特有の広がりや膨らみが抑えられるため、一本一本の髪が揃ってまとまりよく見えるようになります。
全体的に洗練された印象のヘアスタイルになるため、自分の髪に自信を持てるでしょう。
縮毛矯正の2つのデメリット

縮毛矯正によって生じるデメリットは、以下の2つです。
1. 髪にダメージを与える
2. 施術後のケアが必要になる
美容室や美容師を選ぶ際には、慎重に判断するようにしましょう。そして、毛髪へのダメージを軽減させるためにも、施術後の適切なヘアケア方法を意識しましょう。
1. 髪にダメージを与える
縮毛矯正は髪の内部構造を化学的に変化させる強力な施術であるため、髪にダメージを与えます。
強アルカリ性の薬剤や高温のアイロンを使用することで毛髪内のタンパク質構造に変化を与えるからです。繰り返し施術を行うと、髪の弾力が失われ、パサつきや切れ毛が増えるリスクもあります。とくに、もともと髪が細い方やダメージを受けやすい髪質の方は注意が必要です。
縮毛矯正によるダメージをできるだけ抑えるためには、適切な頻度での施術と、日々の丁寧なヘアケアが大切です。
2. 施術後のケアが必要になる
縮毛矯正後は、きれいな髪を維持するために適切なアフターケアが必要になります。
具体的なアフターケアの方法は以下の通りです。
・薬剤が定着するよう、施術直後の24時間はシャンプーを避ける
・髪にあとが付かないよう、数日間は髪を結んだりヘアピンを留めたりしない
・縮毛矯正による髪のダメージ対策として、ヘアケアを徹底する
縮毛矯正後のヘアケアを怠ると、髪の乾燥やパサつきにつながりかねません。縮毛矯正の仕上がりをできるだけ長く保つために、ヘアマスクやアウトバストリートメントなどのヘアケアアイテムを活用しましょう。
たとえば、アウトバストリートメントなら、ミルボンのヘアミルク「エルジューダ グレイスオン エマルジョン」がおすすめです。保湿成分として「バオバブエキス*¹」が配合されています。乾燥しやすい髪をしっとり保湿し、うるおいのある髪へ導きます。
*¹加水分解バオバブエキス
以下の記事では、「エルジューダ グレイスオン エマルジョン」について、魅力や正しい使い方についてミルボン社員が解説しています。サロン帰りの髪を長持ちさせたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:商品紹介|エルジューダ グレイスオン【ミルボン公式】
縮毛矯正はツヤやまとまりを向上させる施術ですが、少なからずダメージをともないます。自分の髪にあった施術方法やヘアケアについて、信頼している美容師によく相談することが大切です。
縮毛矯正が向いている人の特徴

縮毛矯正は、とくに以下のような方におすすめです。
・強いくせ毛や縮れ毛に悩んでいる
・朝のスタイリング時間を短くしたい
・ストレートヘアを長期的に維持したい
・定期的なヘアケアや美容室通いに抵抗がない
毎日のスタイリングに時間がかかり、思い通りの髪型にならない方にとって、縮毛矯正は効果的な解決策となるでしょう。縮毛矯正は一度の施術で数ヶ月間効果が持続するため、日々のスタイリングの手間を大幅に減らせます。
ただし、縮毛矯正は髪へのダメージをともなうため、もともと髪の状態が良好で、適切にアフターケアができる方に向いています。
髪へのダメージを気にせずうねりを抑えるなら「マイフォース カスタマイズ ヒートメモリーケア」

くせ毛にアプローチしたいけど、できるだけ髪に負担をかけたくないという方には「マイフォース カスタマイズ ヒートメモリーケア」をおすすめします。
マイフォース カスタマイズ ヒートメモリーケアは、縮毛矯正のような強力な施術を避けつつ、うねりや広がりを抑えたい方におすすめのヘアトリートメントです。
アイロンの熱を利用して髪の形状を固定し、キープします。毛髪保護成分である「炭酸アルキレン*¹」が、髪内部の水となじみにくい部分にも浸透し、髪全体を均一に整えやすくします。
*¹炭酸エチレン、炭酸プロピレン
マイフォース カスタマイズ ヒートメモリーケアは、くせ毛や広がりに悩む方、毎日ヘアアイロンを使用している方、縮毛矯正を受けたいけど髪ダメージが気になる方におすすめです。繰り返し使用することで、徐々に扱いやすい髪質へと導き、朝のスタイリング時間の短縮にもつながります。
以下の記事では、「マイフォース カスタマイズ ヒートメモリーケア」の魅力を使用前後の画像とともに詳しく解説しています。髪へのダメージを抑えながら、まとまりのある美しい髪を目指す方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
関連記事:アイロン熱を味方に。うねり・広がりを抑える「マイフォース カスタマイズ ヒートメモリーケア」
縮毛矯正についてよくある質問

縮毛矯正について、よくいただく3つの質問を以下にまとめました。
・縮毛矯正はどれくらいの期間もちますか
・縮毛矯正はブリーチしていてもできますか
・縮毛矯正後にカラーやパーマはできますか
縮毛矯正についての疑問を解消し、自分にあっているか確認しましょう。
———縮毛矯正はどれくらいの期間もちますか
縮毛矯正した人が、再び縮毛矯正するまでの期間は、一般的に3〜6ヶ月程度です。ただし、個人の髪質や生活習慣によって前後します。
縮毛矯正をかけた部分は半永久的にストレートになりますが、新しく生えてくる髪は元のくせ毛の状態です。施術後に新しく髪が生えてくると、根元から徐々にくせ毛が目立ってきます。
縮毛矯正をかけたあとは、3〜4ヶ月ごとに美容室でメンテナンスすることをおすすめします。
———縮毛矯正はブリーチしていてもできますか
ブリーチ毛への縮毛矯正は髪の状態によって可能な場合もありますが、難易度が高く断られるケースも少なくありません。
髪が弱っている状態のブリーチ毛に縮毛矯正を行うとさらにダメージが加わり、髪が切れたりチリチリになったりするおそれがあるためです。
ブリーチ毛への縮毛矯正を成功させるためには、施術前に必ず経験豊富な美容師によるカウンセリングを受け、髪の状態を詳しく診断してもらうことが大切です。
———縮毛矯正後にカラーやパーマはできますか
縮毛矯正後にカラーやパーマはできますが、髪へのダメージを考慮して最低でも1週間以上期間を空けるようにしましょう。
一般的に縮毛矯正後は、2週間程度たってからカラーリングを行うことが推奨されています。縮毛矯正によって負担がかかった毛髪が落ち着き、髪が安定するのをまつためです。
パーマに関しては、半年程度空けることが望ましいでしょう。縮毛矯正とパーマは髪の内部構造を大きく変える施術のため、連続して行うと髪に過度な負担がかかるためです。
カラーもパーマも、事前に美容師と相談し、髪の状態を見極めた上で施術を行うようにしましょう。
縮毛矯正や適切なヘアケアで自信のあるヘアスタイルを手に入れよう

縮毛矯正は、くせ毛や広がりに悩む方にとって、ストレートな美しい髪を手に入れるための効果的な施術です。長期間ストレートヘアを維持できるため、スタイリングの手間が減り、ツヤやまとまりも向上します。一方で、髪へのダメージや施術後のアフターケアが必要になる点も考慮する必要があります。
縮毛矯正を検討する際は、自分の髪質やライフスタイルにあった選択をすることが大切です。強いくせ毛や湿気による広がりにアプローチできますが、髪への負担を軽減するためには、信頼できる美容師による施術と適切なアフターケアが欠かせません。今の悩みやなりたい姿について相談することが大切です。
縮毛矯正以外に、髪への負担を抑えながらうねりにアプローチするトリートメント「マイフォース カスタマイズ ヒートメモリーケア」も選択肢のひとつです。自分の髪質にあった方法で、自信のあるヘアスタイルを手に入れましょう。
取材・執筆 :近藤 理美