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アイロン熱を味方に。うねり・広がりを抑える「マイフォース カスタマイズ ヒートメモリーケア」
サロンモデル兼フリーライターの神林 麻友です。サロンモデルを4年ほどさせていただいて、プライベートでもミルボンの商品を愛用中です。
撮影で髪色を頻繁に変えたり、ブリーチをしたり、趣味のアウトドアで頭皮が日焼けしたり…。様々な髪の毛の悩みがありますが、その中でも、パサパサ感や広がりには長年悩まされているのが事実です。
今回はそんな私が、実際に使ってみた感想や使い心地なども交えながら、研究開発の方に取材しました!
梅雨から夏にかけて、湿気による髪の毛のうねりや広がりが気になる時期ですよね。「毎朝髪を整えるのに時間がかかって面倒」「アイロンによる髪の傷みが気になる」など、うねり、広がる髪の毛の扱いにくさや、アイロンによる傷みに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな方々にぴったりな新製品をご紹介します。ご紹介するのは、『マイフォース カスタマイズ ヒートメモリーケア』。
髪の毛のうねりや広がりに対し、アイロンの熱を味方につけてまとまりやすい状態に導いてくれる製品。その魅力やオススメの使い方と共に、髪の毛のうねり・広がりの根本の原因や対策などを研究開発部の岡本さんに伺いました。
髪の毛のうねり、広がりの原因って?
今回の製品はうねりや広がりにアプローチするものということですが、そもそも髪の毛がうねってしまう原因は何なのでしょうか?
髪の毛の内部には、水となじみやすい部分(親水性領域)と水となじみにくい部分(疎水性領域)が存在します。うねりや広がりといった悩みを抱えるくせ毛の方は、髪の毛を輪切りにして見た時に、この2つの部分が偏って存在していることがわかっています。そうすると、例えば雨の日などで空気中の湿気が多い場合、なじみやすい部分が水を多く吸って膨張し、うねってしまいます。
こうして1本1本の毛髪がうねると、髪全体としては広がります。
「繰り返しケア」がポイント!開発までの道のり
どんな経緯で開発に至ったのでしょう。
日本人女性の約8割がうねりや広がりに悩んでいると言われていますが、その中で縮毛矯正を行っている方は1割ほど。それ以外の方は、髪質として諦めたり、毎朝アイロンで伸ばしたりしているようでした。
しかし、毎朝アイロンをするのは面倒だし、傷みも気になるという声も多い。そこで、出来るだけ髪の毛にダメージを与えずにうねりや広がりを抑える商品を開発したいと考えました。
研究開発の際に苦労したことなどはありますか?
ダメージレスで、思ったような効果を出すのが非常に難しかったです。髪の毛のうねりや広がりに対するアプローチの多くは、美容室での縮毛矯正やストレートパーマなどです。こういった施術は、1回で理想的なストレートスタイルになれることが魅力ですが、同時に少なからずダメージを受けてしまいます。
私が実現したかったのは、縮毛矯正のようなダメージを受けないケア。そこでふと思いついたのが、うねりや広がりに悩む方たちが毎日使っているアイロンの熱を利用できないか、ということでした。つまり、1回で理想のストレートスタイルを目指すのではなく、繰り返し使用で徐々に髪を扱いやすくしていくのです。
だから、ヒートメモリーケアは美容室での施術だけでなく、ご自宅でも使えるアイテムになったんですね。
正直はじめは「繰り返し使用を前提とするような穏やかな効果で喜んでもらえるのだろうか?」と半信半疑でした。しかし、開発の途中で継続使用の検証をしてもらった女性社員たちからはとても好評で。そこで覚悟が決まり、『使い続けることで、毛先まで指通りよく、まとまりやすい髪に導くことができるトリートメント』としての開発方向性を定めました。 基礎的な研究開始から発売まで、約7年かかっています。
ヒートメモリケアの使い方
美容室と自宅では、それぞれどんな風に使うんですか?
美容室ではサロントリートメントとしてお使いいただいています。美容師さんのプロの技術で均一に馴染ませることができますし、その後も細かく丁寧なアイロン施術で髪全体をきれいに整えてくれます。
自宅では、シャンプーの後にヒートメモリーケアを塗布し、洗い流さずにいつものトリートメントを付ける、という手順ですよね。重ね付けというのが特徴的に感じました。
ヒートメモリーケアは、うねりや広がりといった髪の形状をケアするアイテム。多くの方はご自身の髪のダメージや好みの質感に合わせて普段お使いのトリートメントを選んでいるため、「形状ケア」と「質感ケア」を分けた方がより幅広い方にお使いいただけるのではと考えました。
使用する際のポイントはありますか?
シャンプー後、水気を切った髪にヒートメモリーケアを塗ってから、少しずつ水を足してみてください。髪の毛の触り心地がクタっとやわらかくなったら、普段お使いのトリートメントを重ね付けし、そのあと流します。
あとはいつも通り髪を乾かせばいいんですね。
ドライヤーの際はうねりが気になる部分を軽く引っ張りながら乾かすといいですよ。その後、朝のお手入れ時にアイロンを使用していただくと、毛先まできれいなまとまりが続きます。
熱の力を利用して、扱いやすい髪質をキープ
アイロンの熱を利用するというのは、どんなメカニズムなのでしょうか?
髪の毛は、水で濡れるとやわらかくなり様々な形に動かしやすく、乾くときに形状が固定される性質を持っています。普段のドライヤーやアイロンでのヘアセットもこの性質を利用しているんですね。ところが、湿気などの影響ですぐ元の状態へ戻ってしまう。
ヒートメモリケアでは、「炭酸アルキレン※」という配合成分が毛髪内の普段は水になじみにくいところにも水をなじませ、毛髪の形状を整えやすく導きます。その後にドライヤーやアイロンの熱で水を飛ばすことで形状を固定し、その形で髪の毛をキープしてくれるというメカニズムです。
※炭酸エチレン、炭酸プロピレン(毛髪保護成分)
アイロンの温度のオススメはありますか?
検証の結果140℃以上で効果が出ることがわかっていますが、普段お使いの温度でご使用いただければ大丈夫ですよ。とにかくまとまりを出したい場合は、180℃をオススメしています。
朝のお手入れ習慣を変えずに、毛先まで指通りよくまとまりやすい髪になるのは魅力的!使い続ければアイロン時間の短縮にもなりそうですね。
これまで手が届きにくかった、ダメージレスで、まとまりやすい髪に導くヒートメモリーケア。
縮毛矯正をするのはちょっと緊張するけれど、うねりは整えたい!という方は、長年の試行錯誤の上に誕生した製品、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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