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アイロン前の下地オイル「ミインカール」開発秘話。“ちゅるサラ”で持ちのいいカールは仕込みから!

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アイロン前に使う秘密の下地オイル『ミインカール』。時間が経ってもカールをキープする『ミインカール』の誕生の背景や裏側を、開発を担当されたN.Y.さん、パッケージデザインを担当されたK.H.さんに伺いました。

左:開発本部 研究開発部 研究開発グループ N.Y.さん
右:開発本部 商品開発部 パッケージデザイン開発室 K.H.さん

Q:ミインカールの特長は?

特長は大きく分けて3つあります。
1つ目は巻きやすい状態にしてくれる下地としての機能です。サロンで一度作ってもらったデザインを、お客様ご自身でなかなか再現できないというお話をよく聞きます。お客様が、お家でもアイロンワークしやすいように、よく伸びてムラなく広がり、髪にうるおいとまとまり感を与えて巻きやすい状態を作ってくれます。その後アイロンを通すと、“ちゅるサラ”という、今回ミインカールが目指した質感の、きれいなカールに仕上げることができます。

※①うるおい②指通り③自然なツヤの3点が融合された状態(ミルボン定義)

2つ目はカールのキープ効果です。スプレーのようにかちっと髪を固めて仕上げるのではなく、仕上がりの柔らかさを保ちつつも、しっかりカール感が残るような質感に仕上げることができます。

そして3つ目は、熱ダメージの抑制機能です。アイロンを使い続ける上で、どうしても気になる熱のダメージを抑制するために、グレープシードオイル*を配合し、ダメージを抑えながらセットできる製品になっています。

*ブドウ種子油[毛髪保護成分]

〈イメージ〉

Q:ミインカールが目指す“ちゅるサラ”質感とは?

開発にあたって、美容師さんから今のトレンドについて色々と教えていただきました。その中で、つるっとして潤い感があるのに、さらっと指抜けもいい質感が今一番来ていると教えていただいて。
今のトレンドである「なんかツヤっぽいけど、柔らかで自然なきれい感」みたいなところを表現するのに”ちゅるサラ”というワードが生まれました。ミインカールは、“ちゅるサラ”質感で、面の整うカールが作れる。どうしてもオイルだと束っぽくなってしまいがちなのですが、熱を通すと揮発する性質のオイル成分もうまく配合して、束っぽくならずに面で軽やかに整えられるよう工夫しました。

※①うるおい②指通り③自然なツヤの3点が融合された状態(ミルボン定義)

“ちゅるサラ”質感のイメージ

パッケージのこだわり

大人っぽい雰囲気や上品なイメージをベースに、やりすぎないかわいらしさを表現できたらいいなと思ってデザインを考えました。
ブランドロゴはシャープな字体で大人っぽさを表現していますが、字体の角に丸みをつけることで、ミインカールで表現したい柔らかさもさりげなく表現しています。
また、大理石のグラフィックを使うことで上品な雰囲気を表現しています。
あと、この金の部分はモノグラムと言って、今回ブランドロゴ以外にはじめて作ったマークなんですよ。よく見ると、「miincurl(ミインカール)」って入っています!
繊細なアクセサリーのようにきらっとさせることで、華やかさがありながらも、やりすぎないかわいらしさを表現していて、文字をぐるっと配置することで、髪のカール感も表現しました。
本当に細部までこだわっています。

私はスタイリング剤ってあまり飾ることはないのですが、ミインカールは洗面所やお部屋に馴染むようなデザインだと思います。

あと、サイズ感も考えて、いろいろ検証しました。オイルをたっぷり使っていただけるように大きなサイズにした方が良いのではないかとも思ったのですが、小さなポーチに入れて持ち運べるサイズにしました。毎朝の使用だけでなく、ミニアイロンと一緒に日常的に持ち歩いたり、旅行にも連れて行ったりと、いつでも“味方”としてそばにおいてもらいたい!という願いを込めて、小さめのサイズになっています。

ミインカールのおススメの使い方とラインナップ

使い方のコツはアイロンで巻く前に、髪の毛をなるべく平らな面で整えてあげることです。束で持って巻くのではなくて、平らな面で挟み込むようにする。束で整えようとすると、熱が当たっている部分と当たってない部分が出てしまうので、平らな面を作ることを意識して使ってください。アイロンの温度設定は、160℃で使用しています。比較的低温で巻いてもきれいに仕上げることができます。

乾いた状態の髪の毛になるべく均一に塗布します
髪の毛を平らな面状に整えてからアイロンで巻くのが、面の整った“ちゅるさら”カールを創るポイント

私は、アイロンを使わない、ドライヤーだけのセットでも使用することがあります。
寝癖の髪をざっくりとブラッシングした後に、2プッシュくらいを髪の毛全体につけて、ドライヤーブローするんです。
また、ミインカールを前髪にちょっと塗ってから、マジックカーラーをつけてドライヤーをすると束っぽくならないのに、カールがキープされるので、よくやりますね。アイロンを使わなくても、ドライヤーやカーラーと併用して使っていただくのもおススメです。

私、巻き髪は得意ではないのですが、ミインカールを使うとすごく扱いやすいです。
内側も外側も全体につけて、髪に均一に伸ばすことが大切です。そのあとアイロンで挟むと、とても滑りやすくなり、扱いやすくなります。

ラインナップは質感別に2アイテムあります。私はもともと直毛・軟毛でカールが取れやすいので、01の弾むカールタイプを愛用しています。同じような髪質の方、ぷるんとした弾力のある質感をキープしたい方におススメ!

私は逆に硬い髪質なので、02の柔らかカールタイプがお気に入りです。

左:アイロンキープ プライマー 01〈弾むカールタイプ〉
右:アイロンキープ プライマー 02〈柔らかカールタイプ〉

Q:開発で苦労した点は?

オイルやスプレー、ミルクタイプなど、ヘアケアアイテムとしてはいろいろな剤形の可能性がある中で、アイロン前に使うものは、どのような剤形がいいかって全部見ていったんですよ。そうしたら、やっぱりアイロン前に髪全体に均一に塗布できて、かつ巻いたときに密着できて滑らせることができるのってオイルだなっていうところに行き着いて、開発が進みました。
特に一番苦労したのは、オイルなのに重くならない質感を実現することでした。質感はなるべく軽くしたいけど、軽くしすぎるとアホ毛みたいに髪の毛がたくさん浮いてきてしまいます。その軽さの、本当に絶妙なラインを見つけるのに非常に時間がかかりました。

ミインカールは、香りにもこだわりました。ホワイトムスクの香りをつけているのですが、毎日使用して欲しいアイテムなので、香りがきつすぎると使いにくくなってしまうことも考慮しました。
また、アイロン前に付けるものなので、アイロンの熱で香りが飛んでしまわないように工夫して香りを構成したところも結構大変でした。アイロンを通した後も、ふわっと広がるホワイトムスクの香りに包まれると、ワンランク上の自分になったような気分を感じていただけると思います。

〈イメージ〉

Q:どんな人におススメですか?

アイロンを使ったデザインが好きだけどあまり得意でない方に、是非試してもらいたいです。オイルって束っぽいデザインを創るのが得意なイメージだと思いますが、ミインカールでは、束っぽさとは一味違う、柔らかさとツヤを表現することができます。今っぽい新しい質感にチャレンジしたい人にもおススメです。

カールアイロンだけでなく、ストレートアイロンで髪を整えている人にもおススメですね。束っぽくならずうるおい感、指通り、ツヤ感が揃った上にアイロンで整えたシルエットが長持ちしますし、熱ダメージからも守ってくれる。
アイロンを使っている全ての人の、洗面台やポーチに一本、仲間入りさせてもらえたら嬉しいです。

おわりに

私自身、ずっとうまく髪が巻けなくて、悩みを抱えていた1人でした。だから本当に自分が欲しいアイテムを作ろうと思って、このプロジェクトに取り組みました。化粧下地を使うことは結構一般的になっていると思うのですが、ミインカールも同じようにデザインを創る時の下地として、当たり前に使っていただけるようになってくれたらいいなと思います。
セットする前に使用することで髪自体に弾力のある質感を作れるし、キープもできるっていう、いいこと尽くしのアイテムです。

朝に髪を巻くのって時間がかかるし、出発する前に余裕がなくなって、最後のオイル仕上げまでは到達しないみたいな日がありました。
だけど、ミインカールは髪を巻く前に使用するから、ばたばたして最後に時間が足りなくなっても、なんかいい感じに仕上がってくれます。
忙しい現代のライフスタイルにも合った製品かなと思います。自信をもって勧められる製品なので、ぜひ1回使ってみて欲しいです!

製品概要

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