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あなたの理想はどんなまつ毛?コーセー×ミルボンの本格派まつ毛美容液「インプレア 3D アイラッシュ セラム」誕生

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肌研究の知見を持つコーセーと、毛髪研究の知見を持つミルボンの二社共同開発スキンケア&メイクアップブランド「iMPREA(インプレア)」。“肌から印象をプロデュースする時代へ”をコンセプトに、二社の強みを活かした独自のスキンケアテクノロジーで多くの製品を生んできました。

2024年5月、そんなインプレアから本格派まつ毛美容液「インプレア 3D アイラッシュ セラム」がデビュー!
目元の印象を大きく左右する“まつ毛”ですが、実はまだまだ知られていないこともたくさんあるんです。商品企画、研究開発に携わったお二人に、まつ毛の実態とケアの重要性、「理想のまつ毛」を叶える方法についてお話を伺いました!

左から、ミルボン研究員 M.Fさん
コーセーミルボンコスメティクス(KMC)企画 S.Kさん

ヘアデザインにも影響!目元の印象

近年、マスク生活が続いたことで需要が高まったのがアイゾーンビューティ。
しっかり長さとボリュームを出し“盛る”「まつ毛エクステンション」だけでなく、自身の素材を活かす、いわゆるまつ毛パーマなどのカールアップメニューの人気が高まったほか、メイクアイテムではカラーマスカラやラメ入りマスカラのバリエーションも増えましたよね。

こういったまつ毛メイクのトレンド変化を背景に、“自まつ毛をケアする”ことへの関心も高まった昨今。実は、美容師さんからも「まつ毛は顔周りのヘアデザインを創るうえで重要」という声がありました。

Kさん 市場での需要増加に加えて、美容師さまからも“まつ毛の長さによって目元の印象が変わり、バングの創り方も変化する”というお話をお聞きし、顔周りのデザインを創る上でまつ毛に起因する目元の印象は重要な要素だと捉えられていることが分かりました。
また、美容室ではシャンプーやヘアカットの施術中に目を閉じていただくことから、まつ毛の話題はお客様との会話でも盛んに出ており、まつ毛のお悩みやデザインについてもコミュニケーションが生まれやすい環境なんだということがわかって。髪の専門家であるミルボンの知見をまつ毛にも活かしてほしい、というお声もいただいたのが、今回まつ毛美容液の開発を始めたきっかけです。

まずは“理想のまつ毛”とはなにかをリサーチ。ひと口に“理想”といっても、思い描くまつ毛は人それぞれでした。

求める理想のまつ毛像に関するアンケート(KMC調べ)

Kさん 基本的には長いまつ毛が理想かと思いきや、これだけいろんな理想のまつ毛がありました。実際にお客様にヒアリングしていくと、あまりマスカラをしないのでボリューム感が欲しい、長さはあるけれど切れやすいのでハリコシが欲しい、細すぎるとカールの施術が受けられないのでもっとしっかりさせたい…という方もいらっしゃって。いろんな理想に向かってケアができるまつ毛美容液を作らないとダメだ!というところから始まりました。

注目されなさすぎ!?まつ毛ではなにが起きている?

Fさん 理想のまつ毛について、私が着目したのは“上向きにカールしたまつ毛”の要望が多かった点です。これは頭髪でも同じなのですが、日本を含むアジア圏の方のまつ毛は比較的直毛で、自然にカールしている…という方は少なくて。なので、上向きにカールアップさせるにはアイビューティーサロンでの化学的な施術や、アイラッシュカーラーでの物理的な変形が必要です。実は、ここに対するケアってあまりできていないんじゃないか、と気になりました。

カールアップ前の自然なまつ毛の状態
アイラッシュカーラーでカールアップさせたまつ毛の状態

そもそもまつ毛は、頭髪と同じ体毛の一種。基本構造は同じですが、毛周期(ヘアサイクル)は大きく異なります。

まつ毛と頭髪の毛周期比較

まつ毛をカールアップさせる際に、化学的ダメージやアイラッシュカーラーなどによる物理的ダメージをまつ毛に与えている…そんな心当たりがある方も多いのではないでしょうか。その一方で、肌や髪に比べると荒れが目立たず生え変わりも早いまつ毛は、そもそも本当にダメージしているの?という疑問も。

実際、私たちのまつ毛は日々どんなダメージを受けているのでしょうか。

Fさん 肌の研究に比べると髪の研究は圧倒的に少ないのですが、実は、まつ毛はさらに少なくなります。日々のメイクで傷んでいそう…という思いは多くの方が持っていて、軽く引っ張ったら切れてしまったり、変な癖がついてしまったりと心配になるシーンもあると思うのですが、なぜそうなってしまうのか、どうケアしてあげたらいいのか、ベースの研究が乏しいために明確な回答もあまりなくて。

そんな中でミルボンが毛髪研究で培ってきた知見を生かし、まつ毛のダメージ現象を明らかにして対策ができたら、コーセーとミルボンがタッグを組んで生み出すインプレアのまつ毛美容液として誇れるものが作れる!という想いとともに研究をスタートさせました。

こうして始まった研究では、20代から70代までの計249名の女性被験者に対しアンケートや目元の画像撮影、まつ毛採取を行いました。

なかでも一苦労だったというまつ毛採取には、こんな想いがありました。

Fさん 従来の数少ないまつ毛の研究事例では、まつ毛1本1本の毛としての研究というよりは、目元の画像解析寄りの手法が多くて。それではダメージ現象の芯は掴めないので、今回は1本1本まつ毛を抜いてサンプルを採取しました。

ところが、頭髪が全頭で約10万本あるのに対し、上まつ毛は90〜160本程度、下まつ毛は75本〜85本*1と極めて少なく、10本抜くと見た目にも変化が出てしまうほど。

Fさん 頭髪は、ヘアカットのために切った毛を試験に利用することもできますし、試験のためだけに採取しようとしても、もともと10万本もあるから、あまり困らないんです。それに対してまつ毛はカットしたり抜いたりする習慣がないし、そもそも少ない。だからサンプルの入手が困難で…このことも、研究があまり進んでいない原因の一つかもしれないですよね。

*1 まつげ本数 引用元:Sarah Aumond, Etty Bitton, Journal of Optometry, 11, 211-222 (2018)

Kさん 比較のために同じ人から採取しなければいけないこともあり、自分たちもサンプル提供して大変でしたね。さらに研究を進める過程でさまざまな年齢層や性別のサンプルも必要になり、50代男性のサンプルとしてKMCの社長にもまつ毛をもらいました(笑)

解明に成功!まつ毛ダメージの実態

これまであまり研究が進んでいなかったまつ毛のダメージ現象ですが、ミルボンが有する頭髪研究の知見と地道な努力で解明にトライ。3つの結果を得ることができました。

①まつ毛表面のキューティクルのダメージ変化
物理的カール履歴や化学的カール履歴のあるまつ毛には、内部組織の保護機能を担うキューティクルに損傷、剥離が見られます。

電子顕微鏡で観察したまつ毛の様子
(上段)カール履歴のない健康的なまつ毛、(中段)物理的なカール履歴のあるまつ毛、(下段)化学的なカール履歴のあるまつ毛

Fさん 画像中段のまつ毛を採取させてくださったモニターさんは、アイラッシュカーラーによる物理的カール履歴があった方です。ぎゅっとカールさせたまつ毛をそのまま観察したのではなく、洗顔後に採取しているので、水で濡らしたぐらいでは戻らない物理的なダメージがあり、繊維そのものに変形が残っていることが分かります。
下段の化学的カール履歴のある方は、いわゆるまつ毛パーマ施術を受けられた方。キューティクルが激しく傷んでいることが分かります。キューティクルは外部刺激から毛の内部を守る働きがあるのですが、これだけ傷んでしまっていると、内部にまでダメージが進行していることが予想できました。

②まつ毛内部のタンパク質のダメージ変化
髪に比べて短いまつ毛は測定方法が限られますが、外部研究機関や国の大型研究設備をフル活用し新発見に辿り着くことに成功!特に化学的ダメージでは、まつ毛内部のタンパク質が酸化しており、タンパク質の量も少なくなっていることが確認できました。

(左)カール履歴のない健康的なまつ毛と、(右)化学的なカール履歴があるまつ毛の内部タンパク質分布
化学的カール履歴のあるまつ毛では、タンパク質が少なくなっている

Fさん 化学的ダメージによる酸化が起こると、毛の主成分である“ケラチン”というタンパク質同士の結合が切れてしまいます。その結果、洗顔時に剥がれたキューティクルの隙間などからタンパク質が流れ出て、内部がスカスカな状態になってしまうと考えられます。

③表面・内部のダメージの影響
さらに、ダメージまつ毛には“やせ細り”現象が起きていることも確認。表面のキューティクルや、内部のタンパク質にダメージを受けたまつ毛は、同じ長さのダメージなしまつ毛に比べ細く頼りない状態になっているのだそう。すでに生えているまつ毛を補修し、表面・内部ともにケアすることが重要だと分かりました。

Fさん 化学的カール履歴がある方のまつ毛は、頭髪の毛先を見ているような印象です。これが髪の毛だったら、絡まりや手触りの悪さを実感して一生懸命ケアすると思うんです。 まつ毛は短く、手触りでダメージを感じることはありませんが、実は、“やせ細り”という形でまつ毛の見た目にも影響してしまうことが分かりました。

いろんな“理想のまつ毛”を叶えるケア

そうは言っても、多くの方が望む上向きカールのまつ毛を作るには、やはり物理的・化学的なカール処理は欠かせません。そこで、まつ毛をカールアップさせる際のダメージもケアできるまつ毛美容液が誕生!ここからは、製品のこだわりをご紹介します。

うるおいを与え、ハリのある仕上がりに

まつ毛補修成分の「リペアSDGL*1」を配合。化学的ダメージやアイラッシュカーラーで
起こるまつ毛のダメージに着目し、やせ細りやキューティクルの剥離を生じたまつ毛をケアします。

*1 ジラウロイルグルタミン酸リシン Na[まつ毛補修]


しなやかなまつ毛に導く

保湿成分「ソウハクヒCPX*2」を配合。毛髪と比べ成長期が短く、休止期が長いといわれるまつ毛。短いまつ毛までをしっかりケアし、健やかで美しいまつ毛印象へ導きます。

*2 マグワ根皮エキス、ゴレンシ葉エキス、グリセリン[保湿成分]

ほかにも、根もとから毛先まで美しいまつ毛にととのえるための成分をふんだんに配合。
まつ毛エクステにも、なんと眉毛にも使用可能なのも嬉しいですね!

さらにまつ毛をいたわる成分

●パンテノール [まつ毛保護]
●ベビーアップルエキス*3[保湿成分]
●グリセリン [保湿成分]
●キサンタンガム [まつ毛保護]

*3 リンゴ果実エキス

まつ毛ケアでアイゾーンビューティをさらに楽しく

ライターの私も自宅で「インプレア  3D アイラッシュ セラム」を使用してみました。サラッとした液で、チップとブラシが両方ついているため根元にもまつ毛にも簡単に塗ることができました。元々下まつ毛が少なく細いので、特にチップで塗れる仕様が嬉しいです。

HOW TO

スクリューブラシ部分でまつ毛または眉毛の根もとから毛先に向かってたっぷり塗布します。
ブラシ先端のチップで、下まつ毛やまつ毛の生え際など細かい部分にポンポンとつけます。

Kさん 朝、夜の1日2回使用がおすすめです。まつ毛エクステをしている方は、朝はコーティング代わりにも使っても綺麗に仕上がりますよ!

塗りやすさにこだわったチップ&ブラシ。
ブラシ部分は美容液をたっぷり含み、まつ毛全体をとかす等に塗布できる。
チップ部分は優しい肌当たりで、下まつ毛など細かいところにも塗布しやすい。

Kさん 需要の増加はもちろんですが、美容室でまつ毛のケアまで意識できることが美容師さんのカウンセリングに乗って広まると嬉しいですね。
サロンでのヘアデザインは、形のミリ単位の調整やカラーのセレクトもすべて美容師さんと一緒に相談して決めていきますよね。その1つの要素に“まつ毛”も入ってくるとさらに楽しくなると思います!

日々のケアができていれば、まつ毛メイクも思いっきり楽しめそう!
「インプレア 3D アイラッシュ セラム」で、あなたもケアを始めてみませんか?

製品概要

◾️「インプレア 3D アイラッシュ セラム」
8mL 5,500円(税込)
●価格は希望小売価格です。

「iMPREA(インプレア)」をお取り扱いいただいている美容室、および公式オンラインストアーズmilbon:iDにて販売いたします。

【ミルボン公式】ミルボン商品取り扱い店舗・サロン・美容院・美容室検索 (milbon.co.jp)

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