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花粉や黄砂で髪が傷む?! 普段のケアにプラスすべき、ポリューションケアとは?

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これからの季節、多くの人を悩ませる『花粉』。

敏感な人はすでに症状が出始めているかもしれません。春以降は『黄砂』や『PM2.5』など、大気汚染問題も毎年話題になりますね。

そのせいで春は肌がゆらぐ、荒れる、といった声をよく聞きますが、髪はどうでしょう?

“花粉や黄砂で髪が傷む” なんて考えたこともなかった筆者ですが、髪が酸化ストレスをうけてキューティクルが傷むという、想像以上の悪影響があるようなんです。これは放っておけない!

今回ミルボンでは、花粉や黄砂、PM2.5などの大気汚染物質=ポリューション物質(微粒子汚れ)から髪を守る、新たなヘアケアラインの発売が決定。研究開発に携わった安富(アドミ)さんにお話を伺いました。

安富諒(ミルボン入社5年目。基礎研究グループ)

誰もが毎日触れている“ポリューション物質”

ポリューションは「汚染」。特に公害による汚染という意味です。

身近なところでは、花粉、PM2.5、黄砂、排気ガスなどがあたり、これらに対するケアのことを”ポリューションケア”と呼びます。

春になると雑誌で特集が組まれるなど、スキンケアやメイクに関しては着目されていますが、ヘアケアにおけるポリューションケアは美容業界でもまだまだ発展途上の分野だといえます。

「今回研究の対象にしたポリューション物質は花粉、PM2.5、黄砂の3つなんですが、ポリューションってどれも目に見えませんよね。“微粒子”とも呼ばれるほど、とても小さいんです。それもあって意識しづらいんだと思います。それに、髪に悪いというイメージも現状持たれていないので、世間にはまだ浸透していないのかなと思います」

意識されていないということは、そこまで大きな影響はないのでは? と言いたくなりますが、ゆっくりと着実に髪の状態を悪くしていくんだとか。

実際、どんな風に悪化していくのでしょうか。

少しずつ髪にダメージを与える

ミルボン中央研究所(大阪市)の屋外に一定時間置いた毛髪の表面。ポリューション物質が付着している

「ポリューション物質が髪に付着すると、髪は酸化ストレスを受けることが分かりました。花粉や黄砂によって肌に炎症がおきたりかゆみが出たりするように、髪にも影響があることが研究で判明したんです」

日本最先端の大型放射光施設『SPring-8(スプリングエイト)』で解析したところ、ポリューション物質にさらされている髪とそうでない髪の状態が、大きく違うことがわかりました。

毛髪の一番外側にあるキューティクルにポリューション物質が付着し、少しずつ酸化が進行すると、毎日のコーミングなど日常生活の中でキューティクルの表面が徐々にボロボロに。この状態を『キューティクル崩れ』と呼んでいます。

「キューティクルの強度が弱まると、サロンでトリートメントをしているのに持ちが良くないように感じたり、手触りの悪さを感じたりします。ポリューション物質が付着したからといっていきなり大きなダメージがあるわけではないですが、毎日少しずつ積み重なっていくんです。

気付いたら “ちゃんとヘアケアしてるのに、なんか髪に違和感がある” という状態になっています」

痒みや赤みが出るなど、頭皮にまで影響を及ぼすという報告もあるそう。

生活しているだけで触れてしまうポリューション物質。今問題がないからといって安心せず、早めにポリューションケアができると良さそうです。

「生活のストレスから髪を守りたい」

そもそも、今回なぜミルボンでポリューションケアの研究が始まったのか。その背景から、いくつか質問をしてみました。

ーー今回なぜポリューションケアの研究が始まったんでしょうか?

「カラーとかパーマによる髪ダメージについては、昔から研究が進んでいます。けれど、もっと毎日の生活の中で髪に影響を与えてしまっているものがあるんじゃないか、それを追究できたら、美しい毛髪やヘアスタイルを今まで以上に楽しめるようになるんじゃないかと考えていました。

ふと空気清浄機が目に入って、そういえばスキンケアではポリューションケアの製品があるのに、ヘアケアではあまり聞かないなと。大気の汚れとかって髪に影響あるのかなと、研究しはじめました。実は僕が個人的に始めた研究です(笑)」

ーー頻繁に喫煙所に行くとか、排気ガスに晒されている環境で勤務しているならまだしも、日常生活でポリューション物質の影響ってそこまで受けるんでしょうか?

「例えば空気清浄機のフィルターって、大きなゴミだけじゃなく小さなホコリや砂みたいなものが紛れていますよね。室内でも案外ポリューションは存在しているんです。外回りの仕事の人だけでなく、室内で過ごしている人にも影響はあると考えています」

ーー毎日お風呂に入ることで、洗い流せているのでは?

「花粉はだいたい洗い流せるんですが、黄砂やPM2.5の粒子はもっと小さいので、シャンプーでは落としきれないんです。花粉の大きさは毛髪の太さの約1/3なのに対して、PM2.5は1/40くらいや、さらに小さなものもあります。キューティクルが鱗のように重なり合っているのもあり、うまくすべてを洗い流せません」

ーーなるほど。今回の研究で苦労した点はありますか?

「まず、ポリューション物質をどう用意するかが大変でした……。

最初、研究所の敷地内に髪の毛を吊るして、回収したものの変化を見てみました。天候や季節によって花粉や黄砂の量は違うので、同じ条件下で研究し続けるのも難しかったです。汚い空気を集めるために、車の排気口に髪の束を吊るしてエンジンをふかし続けたこともあります。そのあいだ車内で仕事したりして、同僚からも何やってるんだと変な目で見られていました(笑)。

試行錯誤を重ねて、結果、研究開始から4年ほど時間がかかりました」

植物の力で髪を補修する

今回着目した成分は『フェルラ酸』。

フェルラ酸は、植物の細胞壁に含まれるポリフェノールの一種。植物内では酸化ストレスへの防御機能が高く、植物内でアミノ酸や糖と結合することで食物繊維となり、植物の強度を保つ役割を果たしています。

この、植物における防御と補修の2つの機能を持つフェルラ酸に期待を寄せ、毛髪に対する効果を研究し始めました。

「研究を進めるとフェルラ酸には、ポリューション物質からキューティクルを防御する機能とダメージを受けたキューティクルを補修する機能、2つの機能があることがわかりました」

普段のケアにプラスして、ずっと美しい髪

ポリューションケアで大切なポイントは3つ。

「髪の毛についた微粒子汚れを落とすこと、傷んでしまったキューティクルを補修すること、新たに付着しないように髪の毛を守ること。この3つのアプローチができるように、研究と製品開発を進めていきました」

今回発売するのは、オージュアシリーズの「EXSHIELD(エクスシールド)」。微粒子汚れによるダメージから髪を守り、本来の美しさへ導く新ラインです。

「製品は全部で3種類。1つはオージュアの契約サロンでのみ施術を受けていただけるサロントリートメント、残りの2つはサロンやミルボンID(オンラインショップ)で購入もしていただけるものです。いずれの製品にもフェルラ酸を配合しています」

「クリアジェル」
シャンプー前に髪全体にもみ込みながらなじませます。流さず、そのままシャンプーを重ね付けし、よく泡立てます。粘着性のある成分で、シャンプーでは落としにくい微粒子汚れを除去してくれます。
「+(プラス)」
ダメージを受けたキューティクルを覆って補強してくれるクリーム。
※当商品はオージュア契約サロンで施術できる業務用のみ。お好みのオージュアサロントリートメントの最後に、プラスして施術します。
「リフレクトセラム」
毛髪の摩擦による静電気の発生を防ぎ、微粒子の付着を抑制するリーブイントリートメント(洗い流さないトリートメント)。乾いた髪にご使用いただきます。

「いずれも普段のケアにプラスしてできるものです。外出の機会が多い人や、美しい髪を保ち続けたいと考える方には特に、ポリューションのケアを始めてみてほしいです」

日頃からヘアケアを頑張っている人・意識している人ほど、ちょっとした髪の違和感や不満に気付きやすいもの。

より良い髪の状態を長く保つために、ポリューションケア、始めてみてはいかがでしょうか。

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