LAB

細菌に着目して白髪やうねり髪を改善!ミルボンが発見した老化菌とは?

LAB | 2020.01.22

SHARE

こんにちは! ライターのゆぴ(17)です。

本記事は、科学に関して「水兵リーベ僕の船」あたりで止まっている私が、ミルボンの専門性が高い技術や知識のお話を、美しい髪を目指す読者様に向けてわかりやす〜く噛み砕いていくものとなっております。

今回のテーマは、ミルボンが「髪や頭⽪の⽼化現象の新しい原因を発見し、その対策に成功したこと」について。

世の中の女性は老化に抗うべく、「アンチエイジング」ケアに勤しんでいますが、そもそも自然の理である「老化」を食い止めるのって物理的に可能なの…?

というか、髪の毛ってどう老化していくの!?というわけで、今回もミルボン研究員に詳しくお話を聞いてきました!

ゆぴ 今回は老化についての話なんですけど…ああヤダ、老化したくない! アンチエイジングしなきゃ…!

渡邊 まずはじめにお伝えしたいのですが、「老化」すなわち「エイジング」はお年を召していくと変わってくる自分の「変化」です。そして、科学の力を使えば、その変化を緩やかにすることができます。

それを、僕らは「アンチエイジング」ではなく「エイジングケア」と呼んでいます。「アンチエイジング」は「反抗する」「無理矢理戻す」というイメージですが、「エイジングケア」はポジティブに歳を重ねていくためのケア。だからそんなに怖がらなくても良いんですよ!

ゆぴ 言葉選びがとても素敵だ…。ちなみにその「エイジング」の原因って何なんですか?

渡邊 これまで「エイジング」の分野では、「外から来るもの」と「中から来るもの」の2つの要因が研究されてきました。

紫外線を浴びると、お肌はすぐ老化すると言われていますよね。これが「外因性」のものです。そして、それとは別に代謝が落ちることで、悪いものを取り除く力が低下していくのが「内因性」のものになります。

ゆぴ なるほど。2つの原因があるんですね。

渡邊 ここで、一度お腹にいる細菌たちの話をしたいのですが、「乳酸菌」ってご存知ですか?

ゆぴ はい、ヨーグルトとかに入っているやつですよね!

渡邊 そうそう、腸内の環境を整えてくれる細菌です。最近では研究が進み、花粉症の症状を軽減したり、インフルエンザへの対抗性を高めてくれたりすることがわかっています。

そして、腸内にたくさん細菌がいる状態を「フローラ」と呼びます。語源は「フローラル(花)」で、菌の集合体が花のように見えるからなんですね。

ゆぴ 菌の話なのに何だかメルヘンだな…。

渡邊 私たちが思っている以上に、人間の身体にはたくさんの菌がいます。そして、それは頭皮にもいて、頭皮環境を整えたり、悪いものを除く働きをしてくれていて、頭皮のフローラは「スカルプフローラ」と呼ばれています。この「スカルプフローラ」の細菌をどうにかしていくのが、今回の「エイジングケア」のスタート地点なんですよ。

ゆぴ なるほど、細菌が鍵を握っているんですね…!

渡邊 そうなんです。ミルボンでは定期的にモニターさんを集めて髪や頭皮の状態をモニタリングさせてもらっているのですが、そこで頭皮の細菌も調べさせていただいています。

そして、機械学習AI(人工知能)を使って 老化に繋がる頭皮菌は何なのかを分析した結果、見つかったのが「エンテロコッカス」です。

ゆぴ エンテロ?

渡邊 乳酸菌のひとつです。ただ、これは腸内では色々な働きを持つことで有名な菌ですが、頭皮の上だと違う働きをします。実は、「エンテロコッカス」は細胞を老化させる乳酸菌だったんです。

ゆぴ ええええええええええ!そんなぁ!信じていたのに乳酸菌!

渡邊 この菌は、若い人の頭皮にはほとんどいなくて 、エイジング現象が進んでいくと増えてくるので、僕らは「老化菌と名付けました。これが「白髪」「抜け毛」「うねり」「髪のハリコシの低下」「頭皮の黄み」などの老化現象に関連しています。

生まれたての癖毛やパーマのようなウェーブとは違い、エイジングによるうねってゴワついた毛髪は、老けた印象を与えてしまいます。

螺旋 を描いていて 「捻転ねんてん毛髪」と呼ばれるものなのですが、長く伸ばすとまとまらずに広がってしまうので、それが気になる人は切るしかなくなってきます。ご年配の女性は髪の毛が短い人が多いと思いませんか?

ゆぴ そういえばおばあちゃんはショートカットだし、最近うちのお母さんもずっと短いな…。そういうヘアスタイルが流行っているのかと思っていたけど、伸ばせない理由があったんだ…。

渡邊 では、具体的にこの「老化菌」が何をしているのかというと、活性酸素を出しているんです。細胞のエイジングの原因の一つは「酸化」なんです。

なので、この「老化菌」を取り除いてあげれば良いのですが、頭皮にも約900種類以上のいろんな菌がいて、皮脂を分解して頭皮に良い成分を産生してくれるなど、良いこともたくさんしています。

だから、全てを殺菌をしてしまうと、「スカルプフローラ」の中で良い働きをしている菌もいなくなってしまうんです。それは困るので、ピンポイントで「老化菌」だけやっつけるにはどうしたらいいのかを考えました。


その結果、「老化菌」のみを抑制する成分を発見したんです。

ゆぴ え〜気になる!その成分を教えてください!!

渡邊 「老化菌」の増殖を抑える「グリシン」、「老化菌」が産む老化促進成分を抑える「フィチン酸」、酸化による細胞⽼化を抑制する「リン酸アスコルビルマグネシウム」と「δ- トコフェロール」…

ゆぴ すみません、ひとつもわかりません(涙)。

渡邊 「グリシン」は抗菌作用のあるアミノ酸の一種。「フィチン酸」は色々な植物に含まれる物質で、老化促進成分の発生を抑制してくれます。

そして、「リン酸アスコルビルマグネシウム」はビタミンCの分子構造を少し変えたもの、「δ-トコフェロール」はビタミンEです。ビタミンCは老化細胞を抑制してくれるのですがすぐに壊れてしまうんですよ。一方で、この成分は安定に働くように構造を変えてあり、すぐに壊れることなく、長く作用してくれるんです。

そして、これらの成分を配合した頭⽪⽤美容液をモニターさんに半年間試してもらうと、頭皮の状態が大きく改善しました。 まず、8人中7人のうねり毛髪がなくなり、ツヤとまとまりが出ました 。頭皮も加齢とともに酸化で黄色にくすんでしまうのですが、その黄ぐすみが改善されて、抜け毛が減って、白髪も増えなくなりました。

ゆぴ す、すごい…!

渡邊 正直に申し上げますと…僕ら研究者自身が衝撃をうけるほどの劇的な効果が出ました。

皆さん、白髪やうねり髪が出現すると、どうしても髪のケアをしてしまいがちですが、本気で「エイジングケア」に取り組むのなら頭皮ケアが一番大切なんですよね。この結果を経て開発中の製品サンプルは、僕も毎日使っています。

ゆぴ はやっ! 渡邊さん、まだピチピチじゃないですか。あ…でも、わたしもまだピチピチだと油断していたらいつか取り返しのつかなくなることになるのかな…!?

渡邊 できるだけ早い段階から取り組んでおけば、エイジングは効果的に抑制することができます。
エイジングは40代〜50代のあるところで一気に加速すると言われています。面倒かもしれませんが、あるものを元の状態に戻すのは非常に困難ですから、進行を遅らせるほうが確実に良いです。ぜひ楽しみながら頭皮ケアをしていってくださいね!

「白髪もないし、老化なんてまだまだ先の話!」と甘く見ていましたが、今回の取材を経て、若いうちからの「エイジングケア」の大切さを実感。

ちなみに、「どうして腸内にいる菌が頭皮にいるんだ…?」と思いましたが、外気に触れたり、手で触れたりして いるうちに、菌は予想以上に身体のあちこちを移動してしまうのだとか。

「美を追求するには楽しみながらの努力が必要!」と早くもエイジングケアをしている美意識の高い渡邊さんに習って、わたしも今からエイジングケア、始めるぞ!

Find Your Beauty MAGAZINEの最新記事をお届けします

RECOMMENDED POSTS

FOLLOW US