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白髪には早めの頭皮ケアが有効?!  ~ミルボンが徹底研究する白髪のひみつ~

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突然ですがみなさん、「白髪」はありますか?

その有無は年齢や遺伝によってさまざま。50代で全くない方もいれば、20代でびっしり生えている方もいます。

まだ他人に気づかれるほどではないけれど、鏡を見ていたら数本発見してしまった…… なんて経験がある方は意外と多いのではないでしょうか。

・白髪って防ぐことはできるの?
・一度白くなると、もう黒に戻すことはできないの?
・普段のヘアケアで進行を遅らせることってできるの?

今回のテーマ「白髪」について、すでにいくつもの疑問が浮かんでいる筆者ですが、実は業界としても研究の歴史は浅く、まだ20年ほどだそう。髪の色に大きく関わるのはメラニン色素。肌のシミなどにも同じ色素が関わっていますが、肌の研究に比べて髪の研究は進んでいないといいます。

そこで今回、ミルボン基礎研究チームの永見さんにインタビュー。実は永見さん、2021年10月下旬におこなわれた「日本色素細胞学会学術大会」にて、白髪化の抑制に関する研究で「Best Presentation賞」を受賞されたのだそう!

「白髪は、気になり始めた初期段階のケアがとても大事」と語る永見さんのお話を、ミルボン独自の研究結果と併せてご紹介します。

永見 恵子(ミルボン入社12年目。基礎研究グループ。日夜、頭皮と毛髪の関係性について思考を巡らせる、根っからの頭皮オタク。)

なぜ白髪になってしまうのか?

そもそも白髪はなぜできるのか。

それは、『遺伝や加齢によってメラニン色素をつくりだす細胞(=メラノサイト)で異常が起きたり、メラノサイトやその元になる色素幹細胞が消失したりして、メラニン色素が作られなくなるせい』だと言われてきました。

図のように、完全にメラニン色素を失った白髪については過去にも研究報告があったそう。

ですが、今回永見さんが着目したのは、完全な白髪になる前の、黒髪から白髪へと移行していく過程、ということ。

「一言で白髪と言っても、数多くの白髪をじっくり観察していると、いろんな状態があることがわかりました。完全に色が抜けた真っ白な白髪もあれば、根元は白く毛先は黒い状態のもの、白黒が交互になったシマウマ白髪なども存在します。髪全体も少しずつ白髪の割合が増えていくように、髪一本においても、いきなり真っ白になるわけではない。黒髪が白髪になっていく過程はどのようになっているのだろう?と、単純に疑問に感じましたね」

完全に白髪に移行する前=初期段階で起こる現象を明らかにできれば、効果的な早期対処法を見出し、白髪化を食い止められるのではないかと考えたそうです。

初期段階の白髪を救いたい!

黒髪から白髪へと移行していく過程の髪に着目し、20〜70代の女性3451名から髪を収集。

研究を進めるなかで、初期段階の白髪ではとある段階に問題が起こっていることがわかったのです。

「多くの毛髪を一本一本観察しているうちに、全体は白いけれど、よく見ると毛根だけは黒い毛髪があることを発見しました。」

「これって、白髪なのに、ちゃんとメラニン色素は作られているということなんです。これは、いままで報告されている『メラニン色素が完全に作られなくなった白髪』とは違う……と気付きました。それに、こういった毛髪はまだ白髪の本数が少ない人に多く見られることもわかったんです。ですので、これはまさに“初期段階の白髪”だろうと考えました」

メラニン色素が作られているにも関わらず、黒髪になれずにいるのはなぜか……?

「実はメラニン色素は、毛髪そのものを作り出す毛母細胞まで運ばれる『輸送段階』を経て、初めて黒髪として育っていくんです。ですのでこの場合、『輸送段階』がうまく働いておらず、その結果黒髪になれずにいるのではないか?と考えました」

そこで、3451名から集めた髪をよく観察して色別に分け、それぞれの遺伝子発現量を調査。その結果、白髪化の初期段階では、メラニン色素の輸送に関わる『メラノフィリン』という遺伝子の発現量が低下してしまっていることを発見したそう。

対策に向けて、研究を進行中

「メラノフィリンが重要な役割を持つことがわかったため、メラノフィリン遺伝子の発現を向上させる成分を探し始めました。その結果、葛根エキス、カモミラ(カモミール)エキス、タイムエキスが有効であることを突き止めました」

実際、これらのエキスを配合した頭皮用ローションを毎日使用して頭皮ケアをした結果、白髪が目立たなくなった実効例も確認できているんだそう。

女性は35歳頃から白髪が気になりはじめ、50歳前後で増えてきた実感が出てきます。それに比べ、男性は女性に比べてマイナス5歳ほどのスピードで気になり進行していくそう。

まだ白髪が気になり始めた初期段階であれば、メラニン色素を作る力が残っている可能性が高く、ケアの仕方によっては黒髪に戻していくことも可能だと言います。

ちなみに「白髪は抜くな!」とよく言いますよね。その通りで永見さんも抜くことを推奨していませんが、もし一本抜けてしまったらじっくり観察してみて、といいます。

「毛根部分が黒ければ、まだまだレスキューできる可能性があります。白髪を探して抜いたりして、頭皮をいじめてはダメです。まだメラノサイトが頑張ってくれているので、早めのケアを始めるべき合図ですよ」

加齢にともない、日本人の多くが悩みを抱える「白髪」。白髪染めやウィッグのように“隠す”のではなく、本質的に白髪を改善するための研究が進んでいます。
これまでは、「生え始めたら諦めるしかない・・・」と考えられてきた白髪。これからは、早めの適切な頭皮ケアで、白髪化を解決できるようになる日も近いかも?
ミルボンの研究は続きます。

取材・執筆 : 古矢美歌 写真:ミネシンゴ

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