INTERVIEW

Find Your Beauty MAGAZINE×ナタリー 片平里菜

INTERVIEW | 2017.07.24

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髪を通じて知り合った一番身近な存在

ニュースサイト・ナタリーとFind Your Beauty MAGAZINEによる連載企画がスタート。第1回はシンガーソングライターの片平里菜と彼女の担当ヘアメイク・Kyokoの対談を掲載する。2年ほど前に雑誌「Zipper」の撮影で出会ったという2人は同世代ということもあって、今ではなんでも話せる関係だという。リスペクトし合う2人の対談を楽しんでほしい。

■ファッション誌の撮影で出会った2人

──お二人の出会いはいつ頃なんですか?

片平里菜:2年前くらいですね。それからテレビやイベント出演のたびにお願いしていて。

Kyoko:そうだね。初めて一緒になったのは「Zipper」の撮影でした。そう言えば里菜ちゃんかなり髪の毛切ったよね。

片平:腰ぐらいまであるスーパーロングだったんですけど、去年末に20cmくらいばっさり。

Kyoko:ブリーチしてたところを全部切ったからか、髪がすごくきれいになったね。

片平:そうそう。傷んでた部分を全部切り落としました。きれいなままで保つにはどうしたらいいんですか?

Kyoko:上のほうが地毛でそことつながるようにカラーし続けてるんだよね? そしたら定期的に髪の状態をチェックしている美容師を変えないこと! あとはオイルを付けてちゃんと乾かして寝ることだね。

■ロングヘアを夏フェス仕様に

──今日はナチュラルなダウンスタイルから、編み込みのスタイルにヘアアレンジしていただきました。テーマは「夏フェス」です。

片平:かわいいです。

Kyoko:上のほうを編み込んで、見た目はかわいいけど崩れにくいようにスタイリングしてるよ。

片平:確かに夏フェスって暑いしいっぱい動くから汗をかきますもんね。

Kyoko:編み込みして、耳の下から三つ編みにしてるところもポイントで、普通に2つに分けて結ぶだけでもいいけど、ここはあえて三つ編みに。今は2本に分けてるけど、太さを変えてもっと増やしてもいいかも。

片平:自分でアレンジをするときに後ろの編み込みは難しいから、こうやって人にやってもらうときれいにまとまってうれしい。これならどの角度から見てもかわいいし、ボヘミアンっぽくて、レジャー感のある野外フェスにぴったりかも。

──このアレンジのポイントは何かありますか?

Kyoko:編み込みを始める前に顔周りの髪を入れがちだと思うんですけど、最初のセクションで顔周りの髪だけ分けておいておくのがポイントです。これがあるとないとで全然違うんですよ。あとこの顔周りの髪は軽くクセを付けたかったので普通のコテじゃなくてストレートアイロンで巻きました。里菜ちゃんは自分で編み込みとかする?

片平:がんばれば……。

Kyoko:そしたら3回くらいがんばって編み込んで、あとは全部三つ編みでもかわいいと思う。このスタイルは里菜ちゃんみたいな柔らかくてトップの髪がぺちゃんとしちゃう人にオススメなんですよ。トップを編み込むときゅっと締まって、そこから崩していけるから。あと今日の髪型はフードとか帽子もかぶれるようになってるの。

──メイクも少し足されていましたよね。

Kyoko:まずチークを濃くしています。でもフェスは汗をかくし日焼け止めを塗り直したりしなきゃいけないからあんまりメイクをしないと思うので、リップで色味を足すのがオススメです。鏡がなくてもすぐに塗り直せますし。

片平:あー。フェス行きたいなあ。

Kyoko:ね、一緒に行きたいね。

■美容室は行くだけで美意識が高まる

──「髪を人にやってもらう」という話の流れで伺いたいんですが、美容室に行くメリットってどんなところだと思いますか?

片平:美容師さんってヘアスタイルだけじゃなくて、ファッションや映画とかいろんなカルチャーに詳しいから、私みたいに毎月雑誌を読まない人はいろんな情報を教えてもらえるんですよね。美容師さんのファッションを見て「その服どこで買ったんですか?」って聞いてみたり、ヘアアレンジを教えてもらったり……美容室って行くだけで美意識が高まる。

──Kyokoさんから見て片平さんの髪はアレンジやセットをしやすいんですか?

Kyoko:里菜ちゃんって髪質がめっちゃいいんですよ。だからなんでもできる(笑)。

片平:ヘアメイクさんや美容師さんに髪質を褒めてもらうことは多いですね(笑)。だから私が髪をショートにしたがるとヘアメイクさんや美容師さんは「もったいないからやめなよ!」って止めてきてなかなか切れない。変化をつけたくてアレンジをしようと思ってもこの顔周りの髪をどうしたらいいのか悩むんですよね。こういう前髪がない髪型ってどういうアレンジをしたらいいんですか?

Kyoko:顔周りをゆるく巻いたらいいと思うよ。無造作っぽく。意外とストレートアイロンのほうが自分でカールの大きさを決められるからコツをつかめばうまくできると思う。

──片平さんは、誰にも止められなかったらやってみたい髪型ってありますか?

片平:ドレッドヘアみたいな細かい編み込み。あとは派手なカラーとかもやってみたいですね。

Kyoko:あとソバージュっぽい細かいパーマも似合いそうだね。

片平:歌うまそうな感じですか?

Kyoko:そうそう(笑)。あとみんなが言うように髪がきれいだからもったいないけど、顔がすっごい小さいからショートも絶対似合うと思うんだよね……いつか見てみたいなあ。

■同世代、異業種は刺激し合える関係

──お二人は同世代なんですよね。

片平:そうなんです。Kyokoさんは私の2つ上。ヘアメイクさんでこんなに年が近い人は初めてで、すごく接しやすくて、仕事のこともプライベートのことも話せる関係です。そういう人は現場にとって重要な存在なんですよ。Kyokoさんがいてくれるだけで緊張が解けるし、一緒にふざけてるのも楽しい。いい空気感を作れるのが素敵だなって思います。

Kyoko:そうかな? 私は里菜ちゃんの集中力がすごいなって尊敬してるよ。里菜ちゃんにはちゃんとスイッチがあるよね。

片平:あー、本番前とかは確かに自分の世界に入っちゃうかも。ヘアメイクさんに髪の毛を整えて、メイクをしてもらって、徐々にステージに立つ片平里菜の姿になっていくと自然とスイッチが入っていくんです。周りの皆さんにうまいこと切り替えてもらってる感じがします。

──同世代がそれぞれの職種でプロとして活躍している姿は見ていると刺激になるんじゃないですか?

Kyoko:同業種よりよっぽど刺激を受けますね。

片平:うん。違う職業の人から受けることが多い。

──ヘアメイクさんも、“アーティスト”なのかなと思うのですが、そこはまた違うんですか?

Kyoko:アーティストはアーティストなんですけど、モデルやアーティスト、女優の素材を生かして、ショーアップする職業なので、その人自体がいないと何も生み出せないんですよ。個々の力がもともとあって、私たちはそれを引き立てる役割なので。楽屋にいる姿やリハーサルの様子を見たうえで、私がヘアメイクしたアーティストたちがプロのライティングを受けてステージに立つ姿を観ると感動するし、刺激を受けますね。

──片平さんはどうですか?

片平:自分と同じシンガーソングライターの女の子といると、抱えてる悩みや感じてることがどうしても似てくるんですけど、ほかの職業だと悩みが違うから、一緒に話していて自分の世界が広がる感じがします。ヘアメイクさんってきっといろんな人と話してるじゃないですか。だからなのか考え方も達観していて、私はKyokoさんの話を聞くと自分の視野が狭いなと気付かされるんです。

■人懐っこくてかわいいお姉さん

Kyoko:そういえば私たち、プライベートで会ったことはないよね。

片平:そうですね。

──お二人は会うとどんな話をするんですか?

Kyoko:「最近どう?」って近況報告し合います。でもひさしぶりに会う感じがいつもしないよね。

片平:しないですね。プライベートでは会ったことがないですけど、前に仕事で一緒に行ったベトナム、楽しかったですよね。

Kyoko:楽しかったね。里菜ちゃんのライブのときに私も連れて行ってもらって、向こうでいろいろしたよね。

片平:私買い物が上手じゃないので一緒に付いてきてもらって。

Kyoko:一緒に民族衣装のアオザイを買ったよね。

片平:そう! 楽しかったなあ。Kyokoさんは愛嬌があるから日本人だけじゃなくて海外でもうまくコミュニケーションを取っていてすごいなと思いました。買い物するときにお店の人と仲良くなって、値引きしてもらいましたよね。Kyokoさんは人懐っこくてかわいいお姉さんって感じです。

■一番安心できる不思議な関係

──片平さんにとってKyokoさんはどんな存在ですか?

片平:Kyokoさんは私が話したいなと思うときにすっと入ってきてくれるんですよ。ヘアメイクさんって周りのスタッフとかにも言えないことを話せちゃうような関係で、特に私とKyokoさんの場合は同性っていうこともあるし、制作チームとはまた別の外部から来てくださっている方なので、なんでも言える気軽さがある。あとやっぱり肌や髪を触るから信頼関係がないと難しいなと思います。

Kyoko:人の肌を触ることってなかなかないもんね。会って話し始めると同時に顔を触り始めるわけだから、そう考えるとかなりセンシティブな職業だよね。最初はスチールの撮影だったけど、今は一緒にいろいろ仕事をやって里菜ちゃんの音楽にも触れるようになって。最初は外見を見てヘアメイクをしていたけど、今はもっとパーソナルな部分を理解してやってあげたいと思ってやってるよ。全然最初の撮影とは感覚が違うよね。

片平:違いますね。Kyokoさんは今となっては私を一番安心させてくれる存在。当然すっぴんまで知ってるわけだし。なんだか不思議な関係ですよね。

Kyoko:うん。友達とはまた違う不思議な感じです。

音楽ナタリーサイトの片平里菜さんの”髪”をテーマにした単独インタビューはこちら>>

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