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意外と知らない?キレイな髪になるシャンプーのアレコレを専門家に聞いてみた【後編】

ADVICE | 2017.06.22

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毎日するシャンプーだけど、プロにホントのトコロを聞いたことがありますか?
前編では、上手なシャンプーのやり方を教えてもらいました。
後編では、専門家にシャンプーの種類の解説や、シリコンのことを聞いてみます!

前編のお話しを聞いて、シャンプーにもっと興味が出てきたSakura。プロフェッショナルヘア化粧品メーカー「ミルボン」の開発本部中央研究所でヘアケア商品の開発をされている理英さんと絵美さんに、今まで気になってたけどよく分からなかったことを尋ねます!

今回お聞きしてみたいこと…
・ トリートメントとリンス、コンディショナーの違いって?
・ スカルプ用のシャンプーと通常のシャンプーの違いって?
・ シリコーンは髪や頭皮に悪いの?

Sakura:前から気になってたんですけど、髪を洗うのはシャンプーだけなのに、ケアするものはトリートメントとかリンスとかコンディショナーとか。。これの違いって何ですか?

絵美さん リンスというのはもともと「すすぐ」という意味です。シャンプーのあとちょっとつける、というような簡単な意味のものが昔は多かったと思うのですが、そこに“コンディションを整える”という意味合いが強くなった「コンディショナー」が登場し、さらには髪の補修成分をしっかり入れ、髪にとってもっと効果が出るようにつくってあるのが「トリートメント」と言えると思います。より、髪の毛への補修効果が高いといえますね。

Sakura:〜なんとなく「リンス」って段々と使われない言葉になってきている気がしていましたが、補修という意味合いや効果が高まってきているからこそ「トリートメント」が世の中にも多く出てくるようになったということ?

理英さん そうですね。最近ヘアカラーを繰り返し楽しむ人が増えたり、UVダメージなどの影響も研究により段々とわかってきたりしています。その結果、ダメージ補修へのニーズが高まり、補修効果を高めた「トリートメント」が徐々に主流となってきているのかな、と思います。

そしてそもそも「リンス」って、もともと弱酸性の髪がアルカリ系のシャンプーで少しゴワゴワしてしまった人のために、“滑らかにする”“整える”という意味合いが強かったものです。リンスは髪を少し酸性に戻してあげて引き締めながら整える、という役割だったんです。

絵美さん 昔はお酢を髪につけたりしていましたし、他にもヨーグルトパックなどもありました。あれは、酸の効果を使っていた、ということなんですよ。
髪の毛のキューティクルは、アルカリ性になると開き、酸性になると閉じるという性質があるんです。特に昔はシャンプーなどの洗浄成分がほとんどアルカリ性のものでした。そのため、髪を洗っている最中に開いてしまったキューティクルを、リンスで酸性にして整えてあげる、という役割が強かったのだと思います。それよりもう少し“髪がケアされた状態”を目指しているのが今の「トリートメント」かな。髪の毛に関する研究も進んで、どんどん進化してきていますよ!ちなみに、自宅で使用するトリートメントと美容室のトリートメントは全く違うのでそれはまた別の機会に。

Sakura:スカルプ用シャンプーって、通常のシャンプーと何が違うの?

絵美さん 基本的には、頭皮の悩みを解決するためのアプローチができるシャンプーがスカルプ用と銘打っているもの。でも「頭皮の悩み」とひとことで言ってもいろいろとありますね。たとえばフケが気になる方だったら、炎症を抑える成分やフケを抑える成分が入っているものを選んでもらいたいですね。

理英さん 頭皮の脂っぽさ、ベタつきが気になる方(向けのもの)だったら、皮脂などの油分をより落とすために洗浄力が強めになっているものもあります。

絵美さん そうですね。なので、通常のシャンプーとスカルプ用シャンプーの違いは、髪のケアを重視しているか、頭皮のケアを重視しているか、という点になるかと思います。基本的な役割は同じですが、アプローチできるところが変わってくるということです。

理英さん でも、自分の髪とか頭皮とかがどんなタイプかって、意外と分からないんですよね。研究用に一般の方の髪を分析させてもらうことがあるんですが、「私、髪が太くて。。」とおっしゃる方でも、太さを測定してみると、実は平均値より細かったりとか。

絵美さん それ、ありますね。やっぱり自分に合うシャンプー選びは、色んな髪を見ている美容師さんに相談して、自分の髪質にぴったりのシャンプーを選んでいただくのが一番だと思いますよ!!

Sakura:通常のシャンプーとスカルプ用のシャンプーで洗い方・使い方に違いはありますか?

理英さん それぞれ特化してアプローチする部分は違っても、頭皮・髪の毛両方を洗うためのものという役割は共通しているので、頭皮から髪までしっかり洗っていくことはいずれの場合も大切です。

Sakura:最近は“ノンシリコンシャンプー”ってよく聞きます。そもそも、シリコンは髪や頭皮に悪い影響があるの?省くべきものなの?

理英さん ヘアケアで使われているシリコンには様々な種類がありますが、主に髪をコーティングして皮膜をつくり守ってくれる役割があります。それに加えて、手触りをよくする、ツヤを向上させる、などの効果も。この“皮膜ができる”というイメージで「なんとなく頭皮にも皮膜ができてしまうのではないか」「それによって毛穴が詰まるんじゃないか」といったイメージを持たれる方もいらっしゃるようですね。しかしデータや研究結果ではそういった効果は出ていないので、実際に悪影響はないと考えています。

絵美さん シリコンが含まれていることにより髪がしっとりするので、ショートヘアなどでボリュームがほしい方、髪が細い方などには、(自分がしたいヘアデザインと離れてしまう可能性があります。そういった場合は、)ノンシリコンがひとつの選択肢となるかもしれませんね!

Sakura:ヘアケア編第2弾では、髪のお悩みについてもたくさんお尋ねする予定です。お楽しみに。

ライター 鈴木絵美里

東京外国語大学卒業。広告会社と出版社での10年間の勤務を経て現在はフリーランスで編集企画執筆に携わる。新しいローカルコミュニティ、食、農業、働き方、暮らし方、場づくりなどの題材を幅広く扱う。湘南生まれのロックンロール育ち。

CREDITS
写真:ミネシンゴ
取材・執筆:鈴木絵美里
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