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髪の老化を食い止めるのはとある”動物の毛”!? 最新のストレートパーマ技術を解説

LAB | 2020.05.21

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こんにちは! ライターのゆぴ(17)です。

本記事は、科学に関して「水兵リーベ僕の船」あたりで止まっている私が、ミルボンの専門性が高い技術や知識のお話を、美しい髪を目指す読者さまに向けてわかりやす〜く噛み砕いていくものとなっております。

今回は「髪の毛のエイジングとストレートパーマ」のお話。年齢を重ねると髪の毛は”毛粗しょう”という状態になり、ダメージを受けやすくなってしまうのだそう。

でも、いくつになってもオシャレをすることを諦めたくない…!

というわけで、今回はミルボンが発見した、”毛粗しょうの進行を抑えたストレートパーマ技術”について、お話を聞いてきました!

ゆぴ 早速ですが、「毛粗しょう」って何ですか?

岡本 「毛粗しょう」というのは、ミルボンがつけた名前で、毛髪内密度が低下、つまり髪の毛がスカスカになっている状態のことです。

髪の毛を構成するタンパク質というのは、複数の「SS結合」によって支えられているんですけど、健康的な髪の毛にはSS結合がたくさんあるんですね。これが、エイジングしていくにつれて減っていってしまうんですよ。そうすると、タンパク質が流出していって、髪の毛がスカスカになってしまいます。

青山 そして、髪の毛がスカスカになってしまうと、ダメージを受けやすくなってしまうんです。

ゆぴ 「骨粗しょう症」みたいに、骨折しやすくなっちゃうのと同じなんですかね?

岡本 まさにその通り! さらに、ご年配の方は年齢に伴ってだんだん生じるうねりを解消するためにストレートパーマをかける方が多いのですが、2〜3週間ごとにしっかり白髪染めもされていることで、よりダメージを受けやすく、それによって「毛粗しょう」が進行してしまうことがわかりました。

ゆぴ 年齢に伴ううねりをなくすためにかけたストレートパーマで、エイジングのダメージである「毛粗しょう」が悪化していくという負のスパイラルが起きていますね…。

岡本 そう。髪の毛のエイジングは30代くらいから徐々に起きるのですが、髪の素地が弱くなり、白髪が出るタイミングでストレートパーマをするとなると、より一層傷んでいってしまうんですよね。

ストレートパーマをすることで、人によっては髪の毛が切れてしまうこともあるので、美容師さんも弱い薬剤を使ったり、傷んでいる中間から毛先にかけては、事前にトリートメントで保護したりして施術をするのですが、それだとダメージは軽減されてもストレートにならない場合も起こってしまいます。

なので、本人から希望があったとしても、止むを得ずストレートパーマをお断りしてしまうことも多いそうです。

ゆぴ エイジングによって自分の思い通りのヘアスタイルができなくなってしまうなんて悲しすぎる…。何か良い方法はないんですか?

岡本 そこで、ミルボンではSPring-8という(スプリングエイト)という大型放射光施設を活用した技術で、毛髪内部のCTスキャンによる3D撮影を行い、「毛粗しょう」の研究を進めました。

そして見つけたのが、髪の毛のSS結合を補う成分です。

ゆぴ スカスカになっちゃったところを補う。そんなことが!?

岡本 はい。SS結合を補う成分になります。

先ほどお伝えしたとおり、髪の毛の中で重要な役割をしているのがSS結合です。そして、ミルボンが見つけた成分は、SS結合がたくさんくっついているタンパク質「MX-CMADK(エムエックス-シーエムエーディーケー)」だったんです。

これをストレートパーマ時に使うことで、毛髪の内部に入り、「毛粗しょう」を食い止めることに成功しました。

ゆぴ 実質髪の毛を補ったようなものってこと…? すごすぎる。どのように発見したんですか?

青山 羊さんからですね。

ゆぴ ひ、羊?

青山 実は、髪の毛と羊の毛は構造がとても似ているんですよ。

なので、今回の成分の発見には、羊毛のスペシャリストにご協力いただいています。成分を抽出する際、羊毛をことこと煮込むところからはじめているんですよ。

そこから、抽出したものを、小さく切っていきました。今はすごく簡易的に説明していますが、めちゃくちゃ難しかったです(笑)。

ゆぴ 羊さんの力によってストパーのダメージが軽減されるのか…。意外すぎてびっくりしました。

青山 しかも、この成分の良いところは、熱との相性がとても良いことなんです。

通常、ストレートパーマによる熱はダメージとなりますが、この成分に関しては、熱を加えることで密着性が高まるので、熱がプラスに働くんですね。

ゆぴ なるほど。通常はマイナスな熱を有効活用してタンパク質を髪の毛の中に入れていくんですね。一石二鳥ですね!

岡本 もちろんすべてのダメージを抑制することはできませんが、この成分を使った施術によって、ダメージを大幅に軽減させることができました。たとえば、通常受けるダメージが70%とすれば、だいだい30%くらいまで軽減させているイメージと思ってもらえれば良いかと思います。

今回の研究で、艶やかで美しい仕上がりを生み出すストレートパーマ施術への道筋が立ったので、製品開発に活用しました!

エイジングを理由に、誰もが自分のやりたいヘアスタイルを諦めない世界になったら嬉しいですね。

「毛粗しょう」というエイジングの話を聞いて、年を重ねるにつれて、自分も髪の毛に対してできることが減っていってしまうんだろうか、と半ば絶望的な気持ちで聞いていましたが、さすがはミルボン。

まさか羊さんがここで登場するとは思いませんでしたが、まったく新しいアプローチで進められていた研究がそこにはありました。

ありがとうミルボン。そしてありがとう羊さん。エイジングしても、気にせずにストレートパーマをかけられる世界はもうすぐそこ!

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