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京都の夜を可憐に彩る美酒美食と芸術の祭「岡崎明治酒場」

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2020年に行われる「東京オリンピック・パラリンピック」に向けたプロジェクトの一環として、京都の岡崎公園や平安神宮、京都市動物園などで一夜限りのイベントが開催されました。今年が明治維新から150年という節目に当たることもあり、全体のテーマはずばり「明治」。広い会場内では、ビアガーデンをはじめ、野外演奏会やトークイベント、アートパフォーマンスなど様々な演出を企画。またたくさんの酒造が参加した日本酒の飲み放題も実施していて、お猪口片手に飲み歩く男女の姿も。そんななか、ミルボンは京都モダンテラスにてヘアショーをプロデュース。そんな煌びやかな一夜の様子をお伝えします。

現代と明治が交差する空間で味わう、酒と食

平安神宮の大鳥居前には、酒処はもちろん、和食に京料理、イタリアンなど活気ある屋台がずらりと軒を連ね、美酒美食を求める人たちがわんさか。今回はドレスコード的な意味合いで、モダンな明治ファッションスタイルで来場する男女が多く、タイムスリップしたような空間が自然と生まれていました。

古都ならではの和のプログラムを、新旧で愉しむ

また平安神宮では、「王朝の夕べ」をコンセプトに華道「未生流笹岡」の三代家元・笹岡隆甫による華の舞や、演者たちによる厳かな能舞が行われ、艶やかな日本らしい芸能を披露。

さらには、応天門からロームシアター京都までの間を独創的な動きで魅了する体験型パフォーマンス「イマーシブシアター」も。妖しくも美しいダンスカンパニー「DAZZLE」による世界に引き込まれる観客が続出。今回をきっかけにファンになった方もおられるのではないでしょうか。

ロームシアター京都前のビアガーデンは、舞妓さんの接客もあり紳士淑女の社交場に。天井に敷き詰められた真っ赤な提灯が、なんとも渋い。

今をときめくアーティストによる野外演奏会も。彼らの美しい音色が会場に響き渡り、お酒をたしなみながら聞きほれる人多数。はんなりとした贅沢な時間が、そこに流れていました。

闇夜に映える艶やかな美の演出「鹿鳴館コレクション」

そして闇も深さを増した21時半からは、ミルボンプロデュースのヘアショー「鹿鳴館コレクション」がスタート。予定外であった雨に見舞われたにも関わらず、会場となるモダンテラスの外階段前には、大勢の観客が。雨脚の強さに反するように、観客の皆さんからはワクワクした雰囲気が伝わってきました。

今回ヘアメイクを担当していただいたのは、kaguyahime様とBefine様、そしてビューティディレクターの上田様。今回のショーでは、明治というキーワードの中でモデルを和と洋を現代風に融合させたビジュアルに変貌させるというもの。迷いのない美しいほどの手技は、間違いなく観客を魅了し、歓声が上がることもしばしば。約30分ほどの時間でしたが、雨を感じることもないほど楽しい時間が流れていました。

雨でも大成功に!明治酒場を無事終えて

今回のイベント「岡崎明治酒場」は、第一回目ということもあり日本人客がほとんどでしたが、二回目以降はインバウンドとして海外客向けに日本アピールをしていく予定とのこと。事前の告知もほとんどしていなかったにも関わらず、大変多くの方に参加いただいたので大成功だったと言えるのではないでしょうか。また我々も、今回以上の演出を次回お披露目できるように邁進していきたいと思っています。

岡崎明治酒場|KYOTO-OKAZAKI MEIJI SAKABA
https://meijisakaba.jp/

取材・執筆・写真:田村慶明(あかりとかげ)

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