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【ミルボン社員が解説】ヘアケアの正しい順番と方法7ステップ

髪の魅力を最大限活かすためには、正しいヘアケアの順番と方法を知ることが大切です。
しかし、ヘアケアの順番を正しく認識していない人も少なくありません。たとえば、乾いた髪を濡らしてからすぐにシャンプーしたり、適当にトリートメントを付けてすすいだりするだけでは、本来の効果を発揮できないおそれがあります。
本記事では、ミルボン社員が正しいヘアケア方法7ステップを詳しく解説します。毎日の習慣に取り入れやすいアウトバストリートメント5選も紹介しているので、これからヘアケアを見直したいと考えている方は参考にしてみてください。
目次/index
・ヘアケアの順番と正しい方法7ステップ
・ヘアケア習慣で注意するべき2つのポイント
・【悩み別】毎日のヘアケアにおすすめのアウトバストリートメント5選
・正しいヘアケア方法で理想のヘアスタイルを手に入れよう
ヘアケアの順番と正しい方法7ステップ

ヘアケアは、以下の7ステップで行います。
1. ブラッシング
2. 予洗い
3. シャンプー
4. インバストリートメント
5. タオルドライ
6. アウトバストリートメント
7. ドライヤー
正しい順番と方法を理解し、日々のヘアケアに取り入れてみてください。
1. ブラッシング
ブラッシングは髪の絡まりをほぐし、付着した汚れを落とす効果があります。
髪の根元から毛先に向かって優しくブラッシングすることで絡まりをほどき、汚れを除去しやすくし、その後のシャンプーを行いやすくなります。
注意点として、ブラッシングは必ず乾いた髪で行うようにしましょう。濡れた状態の髪はダメージに敏感で、キューティクルが傷つきやすくなっているためです。
2. 予洗い
予洗いは、シャンプーで髪を洗う前に行います。髪と頭皮についた汚れや余分な皮脂を軽く落とし、シャンプーの効果をさらに引き出す効果があります。
予洗いは髪や頭皮を十分に濡らす必要があるため、1分半程度しっかりと時間をかけましょう。十分に予洗いするとシャンプーの泡立ちが良くなり、髪同士の摩擦を抑えて髪へのダメージを防げます。
予洗いする際は、38℃程度のぬるま湯で行いましょう。熱いお湯だと頭皮への刺激に繋がり、必要な皮脂まで取り除くおそれもあります。
以下の記事では、予洗いによるメリットや頭皮を洗う際に気を付けるべきことについてミルボン研究員が解説しています。予洗いは毎日の意識を少し変えるだけですぐ実践できるので、ぜひこの機会にはじめてみてください。
関連記事:意外と知らない?キレイな髪になるシャンプーのやり方をプロに聞いてみた【前編】
3. シャンプー
シャンプーは、髪と頭皮を清潔に保つためのもっとも基本的なステップです。
正しいシャンプーの方法を以下にまとめました。
1. シャンプーを適量手のひらに取り、軽く泡立ててから頭皮に塗布する
2. 指の腹を使って、円を描くように優しくマッサージしながら洗う
3. 洗い残しがないよう、すすぎを十分に行う
耳や首の後ろなどの洗いにくい箇所は、とくに意識して洗うようにしましょう。また、爪を立てて頭皮を傷つけないよう注意してください。
シャンプーの回数は、1日1回が理想です。1日2回以上シャンプーで髪を洗うと、皮脂を過剰に取り除いてしまい頭皮の乾燥やフケの原因となる場合があります。
以下の記事では、シャンプーの役割や成分についてミルボン研究員がわかりやすく解説しています。自分にあったシャンプーを使いたい方は、ぜひチェックしてみてください。
関連記事:そのウワサ、本当? シャンプー成分にまつわるモヤモヤを洗い流そう! 〈ミルボン実験室①〉
4. インバストリートメント
インバストリートメントは、髪に保湿成分や補修成分を届けて髪の内部からアプローチすることを目的としています。
インバストリートメントの正しい使用方法は以下の通りです。
1.シャンプー後に髪を軽く絞って水気を切る
2.髪の中間から毛先にかけて塗布し、よくもみ込んでなじませる
3.たっぷりのぬるま湯ですすぎ残しがないようしっかりと洗い流す
インバストリートメントの使用頻度は、毎日から週1〜2回程度まで商品によってさまざまです。塗布してから洗い流すまでの放置時間も商品によって異なるため、各商品が推奨している方法にあわせて使用しましょう。
以下の記事では、トリートメントの重要性やホームケアで効果を高める方法について解説しています。少しの意識の違いでトリートメントの効果は変わるので、ぜひ今日から取り入れてみてください。
関連記事:トリートメント効果を高める秘密 美容師の美容技術とは?〈ミルボン実験室⑤〉
5. タオルドライ

お風呂から上がったら、タオルで髪の水分をふき取ります。
清潔なタオルを使用し、髪を強くこすらないよう優しく水分を吸収しましょう。頭皮から毛先に向かって押さえるように拭いていきます。
タオルドライを丁寧に行うことでドライヤーの使用時間を短縮でき、スタイリングもしやすくなります。
6. アウトバストリートメント
アウトバストリートメントは洗い流さないタイプのトリートメントで、髪の保護や補修を目的としたヘアケアアイテムです。タオルドライ後の少し湿り気のある髪に使用しましょう。
アウトバストリートメントの正しい使用方法は、以下の通りです。
1. 髪を左右に2分割する
2. 使用量の半分を手に取り、手のひら・指先・指の間までムラなくのばす
3. 左右半分に分けたうちの片側に、内側からもみ込むよう毛先に塗布する
4. 髪を少し持ち上げて、中間から毛先にかけてしっかりなじませる
5. もう片側も同様に塗布する
髪に塗布する際に、くしでとかすとアウトバストリートメントが髪1本1本にいきわたります。根元に付けすぎると、ベタつきの原因になるので注意しましょう。
アウトバストリートメントは種類が豊富で、オイル・ミルク・ミスト・バームなどさまざまなテクスチャーがあります。髪質や仕上がりの好みにあわせて自分にあった商品を選びましょう。たとえば、細い髪の方には軽い使用感のタイプがおすすめです。
7. ドライヤー

ドライヤーの正しい使用方法を知ることで、髪へのダメージを最小限に抑えつつ、美しい仕上がりを実現できます。
ドライヤーは、以下のように風量を調整して使用しましょう。
1. タオルで挟むようにして髪の水分を優しく吸い取る
2. 強い温風で髪の根元を乾かす
3. 弱い温風で中間から毛先までキューティクルの流れにそって乾かす
4. 冷風を髪全体にあてて整える
ドライヤーは髪から15cm程度離して使用し、熱を一か所にあてすぎないように乾かします。少しでも水気が残っていると、髪が膨らんだり寝癖がつきやすくなったりするため、完全に乾かすことを意識しましょう。
ドライヤーによる熱ダメージが気になる方には、ミスト状の美容液を噴霧させながら乾かすドライヤー「エルミスタ」がおすすめです。目に見えないほど細かい美容液が髪1本1本にいきわたり、乾かすだけでなめらかにまとまる髪に仕上がります。
以下の記事では、ミルボンのドライヤー「エルミスタ」の特長や魅力について、使用前後の画像とともに解説しています。エルミスタを毎日のヘアケアに取り入れて、髪を乾かす時間をヘアケアの時間に変えましょう。
関連記事:ヘアドライ時間をヘアケア時間へ!美容液ミストが出るドライヤー エルミスタ開発の裏側
ヘアケア習慣で注意するべき2つのポイント

ヘアケア習慣において注意するべきポイントは、以下の2つです。
・過度な摩擦・熱によるダメージ
・髪の自然乾燥
これまでのヘアケア習慣を振り返り、あてはまっている場合は見直してみてください。
———過度な摩擦・熱によるダメージ
過度な摩擦は、キューティクルがめくれあがったり剥がれたりすることに繋がります。それによって、その後の洗髪で髪の内部からタンパク質などが流出しやすくなり、髪のパサつきや広がりの原因となってしまいます。
ヘアアイロンやドライヤーなどの熱を使用する道具も、使い方を誤ると髪にダメージを与えるおそれがあるので注意しましょう。ヘアアイロンを使用する場合は、髪が完全に乾いてから使用し、一か所に長時間あてないようにしてください。
———髪の自然乾燥
自然乾燥は一見髪に優しいように思えますが、扱い方によっては髪のダメージにつながる恐れがあります。
濡れた髪は刺激に敏感で、ダメージを受けやすい状態なので、そのまま寝てしまうと枕との摩擦で傷んでしまうためです。摩擦によるダメージが積み重なると、キューティクルがめくれあがったり剥がれたりしてしまいます。
髪の健康を保つために、髪を洗ったあとはドライヤーを使用してできるだけ早く髪を乾かすようにしましょう。
また、乾かす前の濡れた状態の髪をタオルで強くこすったり、ブラッシングしたりすることは、大きなダメージを与える原因となります。濡れた髪は優しく丁寧に扱うよう心が掛けましょう。
【悩み別】毎日のヘアケアにおすすめのアウトバストリートメント5選

これまで紹介したヘアケア習慣のなかで、アウトバストリートメントを使っていない方も多いでしょう。しかし、髪の保護や補修の役割を果たすアウトバストリートメントは、ヘアケアには欠かせないアイテムです。
そこで、ミルボン社員が髪の悩み別におすすめのアウトバストリートメント5選を紹介します。
1. 【乾燥】エルジューダ エマルジョン
2. 【くせ毛】エルジューダ フリッズフィクサー エマルジョン
3. 【猫っ毛】エルジューダ リンバーセラム
4. 【ケミカルダメージ】エルジューダ ブリーチケア セラム
5. 【UVダメージ】エルジューダ サンプロテクト セラム
これからヘアケアにアウトバストリートメントを取り入れようと考えている方は、自分の髪の悩みと照らし合わせてみてください。
1. 【乾燥】エルジューダ エマルジョン

エルジューダ エマルジョンは、乾燥しがちな髪を保湿し、しっとりとしたまとまりを実現するアウトバストリートメントです。
保湿成分の「バオバブエキス*¹」や、湿潤調整成分の「セラミド2」を配合しており、髪内部に浸透します。ドライヤーで乾かした後もうるおってやわらかな髪へと導きます。
エルジューダ エマルジョンは、乾燥やパサつきが気になる方、カラーやパーマでダメージを受けた髪の方におすすめです。髪全体にうるおいをもたらし、ふわっと扱いやすい髪に仕上げます。
*¹ 加水分解バオバブエキス
以下では、エルジューダ エマルジョンの魅力や使用方法について詳しく解説しています。髪の乾燥に悩んでいる方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
関連記事:商品紹介|エルジューダ エマルジョン【ミルボン公式】
2. 【くせ毛】エルジューダ フリッズフィクサー エマルジョン

エルジューダ フリッズフィクサー エマルジョンは、くせ毛や広がりやすい髪をなめらかでまとまりやすい髪に整えるアウトバストリートメントです。
くせやうねりがある髪はタンパク質が凝り固まり、ドライヤーの熱でも動かしにくい状態です。エルジューダ フリッズフィクサー エマルジョンは、エモリエント成分の「フィクサーエステル*¹」が髪の凝り固まったタンパク質にアプローチし、くせ毛や広がりを抑えて扱いやすい髪に導きます。
エルジューダ フリッズフィクサー エマルジョンは、くせ毛や広がりに悩む方、湿気による髪の膨らみが気になる方におすすめです。フルーティーフローラルの香りも特徴で、透明感と上品さのある香りを楽しめます。
*¹シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール
以下の記事では、「エルジューダ フリッズフィクサー エマルジョン」がくせ毛にアプローチするメカニズムを使用前後の画像とともに解説しています。くせ毛の悩みをケアしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:頑固なくせ毛の強い味方!エルジューダ フリッズフィクサーが誕生
3. 【猫っ毛】エルジューダ リンバーセラム

エルジューダ リンバーセラムは、ぺたんとなりやすい髪にコシを与えて、しなやかで動きやすい髪へ導くアウトバストリートメントです。
毛髪保護成分の「CMADK*¹」と「カチオン化ケラチン*²」が、潰れやすい髪にコシを与えます。さらに、毛髪保護成分の「マイクロスフィア*³」が髪同士の密着を防ぎ、ふんわりとした仕上がりを実現します。
エルジューダ リンバーセラムは、細くてやわらかい髪質の方や、ボリューム不足に悩む方におすすめです。根元からの立ち上がりを助け、自然なボリューム感のある髪に仕上がります。
*¹カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン(羊毛) *²ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛) *³シメチコン
4. 【ケミカルダメージ】エルジューダ ブリーチケア セラム

エルジューダ ブリーチケア セラムは、ブリーチによるダメージを受けた髪を集中的にケアするアウトバストリートメントです。
毛髪保護・保湿成分である「オイル化グリセリン*¹」がブリーチ毛に均一に広がり、髪内部の水素結合をゆるめます。これにより、ドライ時にテンションがかかっても水素結合がズレることなく、ブリーチ毛特有のうねりを抑えます。
エルジューダ ブリーチケア セラムは、ブリーチ後の髪のパサつきや広がりに悩む方、毛先が絡まりやすい方におすすめです。ブリーチした髪を扱いやすく、美しい仕上がりに整えます。
*¹ポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン
以下の記事では、「エルジューダ ブリーチケア セラム」の魅力について、開発秘話とともに解説しています。ハイトーンの髪でおしゃれを楽しみたい方は、一度チェックしてみてください。
関連記事:ブリーチケア難民に捧ぐ。難題に挑んだエルジューダ渾身の新製品
5. 【UVダメージ】エルジューダ サンプロテクト セラム

エルジューダ サンプロテクト セラムは、SPF30/PA+++を取得した、紫外線をはじめとする日光のダメージから髪を守るアウトバストリートメントです。
毛髪保護成分の「スムーステクスチュアオイル*¹」が、なめらかな質感を与えます。また毛髪保護成分である「サンブロッカー*²」が紫外線を含む日光による髪ダメージから髪を守ります。
エルジューダ サンプロテクト セラムは、紫外線による髪のダメージが気になる方、外出時の髪の乾燥や広がりに悩む方におすすめです。日中のサンケアとヘアケアを同時に行いたい方にも向いています。
*¹安息香酸アルキル(C12-15) [毛髪保護成分]*²ビサボロール、EDTA-2Na [毛髪保護成分]
以下では、エルジューダ サンプロテクト セラムの3つの魅力や、正しい使い方について紹介しています。日々使用しているアイテムを切り替えて、ヘアケアに加えてサンケアも取り入れましょう。
関連記事:紫外線が気になる季節に。エルジューダ サンプロテクトで日光によるダメージから髪を守ろう!
正しいヘアケア方法で理想のヘアスタイルを手に入れよう

正しいヘアケアの順番と方法を理解して実践することで、髪本来の美しさを最大限に引き出せます。ヘアケアの7ステップを、それぞれの目的に応じた正しい方法で行いましょう。
とくに、予洗いの重要性やシャンプーでの適切な洗い方、ドライヤーの使用方法を意識することで、髪へのダメージを抑えながら効果的にヘアケアできます。髪への過度な摩擦や熱によるダメージ、自然乾燥はできるだけ避けましょう。
さらに、自分の髪質や悩みにあわせたアウトバストリートメントを日々のケアに取り入れることで、より理想のヘアスタイルに近づけます。ミルボンの商品ラインナップは幅広い髪の悩みに対応しているので、あなたにあったヘアケアアイテムがきっと見つかるでしょう。
正しいヘアケア習慣と適切な商品選びで、美しく健康的な髪を手に入れてください。
取材・執筆 :近藤 理美