Interview #07

品質管理

| ERI FUJIKAWA |

今まで以上に高品質の「ミルボン品質」を保証して

世界中の美容師を支えていきたい

ERI FUJIKAWA

2012年入社
生産技術部 品質管理グループ

母が美容師として働く姿を見て育ち、将来は母と同じ美容師を支える仕事がしたいと大学で化学を学びながら美容師免許も取得。入社後、ゆめが丘工場の品質管理に配属。現在はMQ推進室マネージャーとして“ミルボン品質”を保証する仕組みづくりをしている。

好きな化学と美容の知識を活かせる仕事をしたい

母が美容師として朝早くから夜遅くまで懸命に働く姿をみて育ったため、美容師への漠然とした憧れがありました。化学が好きだったので大学は化学を学べる学部へ進学したのですが、それと同時に美容学校の通信課程を受講しはじめました。美容学校に通ううちに美容師になるのではなく、「美容師の役に立つ仕事に就きたい」という気持ちが大きくなり、好きな化学と美容学校で学んだ美容の知識の両方を活かせる職に就きたいと考えるようになりました。そんな折、大学の授業の一環でミルボン「ゆめが丘工場」を見学する機会がありました。そのときミルボンが「あかぎれの手で頑張っている美容師さんを支えたい」という想いで事業を展開してきたということに共感し入社を決めました。

次世代にミルボン品質を伝えていく大切な仕事

現在はMQ推進室のマネージャーをしています。

MQ推進室は、これからミルボンがグローバル化を推進していくにあたり、お客様に今まで以上にハイクオリティな「ミルボン品質=Milbon Quality」を保証するため、製造部門や生産技術部門、品質保証室を始めとする様々な部門と協働して、細かな品質規格の設定や教育システムなどの仕組みづくりをしています。

今までミルボンが品質を高めるために行ってきたことや曖昧だったことをルールとして整備しています。次世代にミルボン品質を伝えていくためにもとても大切な仕事です。

問題の本質に迫ることで、新しい価値を創造する

MQ推進室は、品質管理グループの中に「ミルボン品質を保証する仕組みづくり」を目的に発足しました。業務の中には、これまでと同様に品質管理としての検査業務も担っています。

発足当初は検査業務に追われ、本来の目的である「ミルボン品質を保証する仕組みづくり」に着手できずにいました。 そこで、チームメンバーと各工程における業務の問題点を洗い出しました。

その中で、品質管理業務そのものではなく「出荷判定の問い合わせに対応する業務」に時間をとられていたことがわかりました。

品質管理の仕事に「出荷判定」という出来上がった商品を市場に出荷してよいかの合否判定する業務があります。出荷担当者からの「いつ出荷判定がでるのか」という問い合わせの対応に追われ、スケジュール通りに仕事ができないでいたのです。

出荷担当者が問い合わせをする理由として、出荷担当者は生産状況がわからず、お客様のためにいつ出荷判定が出るのかを都度確認していたことが分かりました。そこで、出荷判定までに要する日数をルールとして作成し、出荷担当者が出荷判定の問い合わせをなくすことができました。これにより、私たちも「出荷判定の問い合わせに対応する業務」に時間を取られることなく、本来の品質管理業務に時間を充てることができ、より効果的な品質管理フローを構築することができました。この経験から、現状を正確に整理し、問題の本質に迫ることで、新しい価値がつくれることを学びました。

今まで以上に高品質の「ミルボン品質」を創る

ミルボン品質を支えていくことで、世界中の美容師さんを支えていきたいです。

将来に向かって安定したミルボン品質の製品を生産していくため、生産本部の全部門からメンバーを募り「モノづくり向上委員会」を発足しました。

この「モノづくり向上委員会」を統括するのがMQ推進室です。

「モノづくり向上委員会」の目的は、トラブルに対して誰もが対応できる教育システムの構築です。生産現場では小さなトラブルが起こります。

そのトラブルをそのままにすればまた同じトラブルを繰り返しますので、

回避策や対応策をミルボン品質に欠かせない要素として組み込み、またそれを対応できる教育システムまでを構築しました。

今後もMQ推進室の一員として、自チームだけでなく他部門の教育システム運用のサポートも行い、今まで以上に高品質の 「ミルボン品質」をつくることに貢献していきたいです。

Message

ミルボンは「美容師さんのために」を一途に考えている会社です。この「誰かのために何かをしたい」という想いは、仕事の原動力となります。社会にある仕事は「誰かのため」であるはずです。就職活動を続ける中で皆さんが「誰かのために」一生懸命になれる場所を見つけてください。