Interview #04

教育企画

| HIDEO TERAMOTO |

美容師の成長に貢献するイベントを通して、

ミルボンのブランド認知を高める

2003年入社
教育企画部

ミルボンの企業理念、ビジネスモデルに魅力を感じて入社。 入社後、商品企画部に配属となり、数多くの商品を開発。 その後教育企画部へ異動し、イベントの企画・運営を担当。 よりよい企画を提供できるよう、全国の現場を回り美容師さんの声を大切にすることを心がけている。

確固たる哲学や強い軸を持っている企業

学生時代から髪の毛を金髪に染めるなど、ヘアスタイルに興味があり、美容師さんってすごいなと尊敬していました。そこで自分も美容関係の仕事に携われないかと思いはじめ、美容メーカーを探している中で出会ったのがミルボンでした。社名は知りませんでしたが、上場していて企業としてしっかりしているし、何よりも「モノを売るな、コンセプトを売れ」という考え方に強く惹かれました。そこに確固たる哲学や強い軸を持って活動している企業だと思ったのです。また、面接前にすれ違った社員の方に「頑張って」と声をかけられたことにも感激し、何の迷いもなく入社を決めました。

美容師の成長を支援する中で、
ミルボンのブランド認知を高める活動

現在は、全国の美容師さんに向けたセミナーやイベントの企画・運営を行う教育企画部で、デザイン能力の向上を目的に開催する「DA(Design Abilities)」というイベントを担当しています。そのミッションは、DAを通じて美容師さんの成長を支援し、結果としてミルボンのブランド認知を高めていくことにあります。そのために、イベントのコンセプト構築からDA専用WEBサイト設計、美容師さんのインタビュー記事制作など、イベントに関わる様々なコンテンツを発信することでブランディングを進めています。また、日本だけでなく中国、台湾、韓国、マレーシアでもDAを開催。グローバルにおいてもミルボンの認知度を高めていく活動に注力しています。

美容師のためになると信じ続けた成果

DAのイベントコンセプトは「リアリティブ」。これはリアルとクリエイティブを融合させた造語です。ある美容師さんがSNSで発信していたのを見つけてビビっときました。

リアリティブの意味は、「美容師自身が生み出すクリエイティブ要素を、普段のリアルなサロンワークに融合しよう」という考え方です。これまでは、クリエイティブと普段のサロンワークは切り離されたものと捉えられていましたが、この「リアリティブ」の考え方は「今後の美容師さんの成長に寄与するテーマになる」と確信しました。

そして、それを冠して開催したDA1年目は全国の美容師さんに真意が広く伝わらず、出場者も少なく失敗に終わりました。そこで「リアリティブ」という考え方に賛同してくれるトップデザイナーとともに全国でセミナーを実施。共感の輪を広げることに成功し、2年目のDAは大盛況となりました。そしてその翌年から美容業界誌に「リアリティブ」の言葉が踊り、今では業界の一般用語になっています。1年目の失敗で諦めず、美容師さんのためになると信じて続けてきたからこその成果だと思います。

美容師の飛躍的な成長につながる
コンテンツを創りたい

将来は、美容師さんが感性や発想力を磨き、デザインを体系的に学べる「デザインスクール」をつくってみたいと思っています。

美容師さん向けのイベントに取り組んでいると、トータルな美をつくるには、ヘアだけでは表現しきれず、メイクやファッションの知識、技術も必要だと感じます。

実際、DAに出場している美容師さんからも、「ミルボンで、メイクを教えてもらえるセミナーはないんですか?」と聞かれることもあります。そのデザインスクールが実現できたら、美容師さんの飛躍的な成長につながり、喜ばれる教育コンテンツになるのではないかと思います。

ミルボンは、挑戦の先にある失敗には寛容です

「いいと思ったら、まずはやってみる」。ミルボンにはそんな挑戦を受け入れてくれる社風があります。私は入社後配属された商品企画部での8年間、全国のトップデザイナーと一緒に数多くの商品を開発しましたが、その中には売れないものもたくさんありました。そんなとき、当時の研究開発のトップに言われて励みになったのが、「世界のイチローでも3割だから」。だとしたら、無難なものを企画するより、チャレンジする企画の方が面白い。ミルボンは挑戦の先にある失敗には寛容です。それに、チャレンジした企画であれば、たとえ失敗したとしても、その過程で出てきた発想や考え方が次の開発につながります。まさに失敗は成功の母です。

Message

就職はゴールではなく、入社してからがスタートです。そこから長く活躍し成長しつづけていくために大切なのは、素直に人の話を聞ける「傾聴力」と、自分の意見を周囲に伝えられる「主張力」だと思います。私も「傾聴力」「主張力」を大切にして仕事に取り組んでいます。入社後の未来の自分をイメージして、ぜひ自分が輝けるフィールドを見つけてください。